かなり魅力的なアイテムがある。
禁欲ボックスは一部の人からかなり重宝されているアイテムとして以前から存在している。
しかし禁欲といっても、多くの場合はスマホを入れてしまえば禁欲は可能だ。
だったら仰々しいボックスでなくても、スマホだけが入る小さなポーチのような禁欲ボックスでも構わない。
むしろそれくらいの方が気楽に使えるというものである。
現時点では、以前紹介した「タイムロックポーチ」が最もそれに近い。
しかし、それを超えるスマホに特化した禁欲ポーチが誕生しようとしている。
この「Z-Bag」のどこがそんなに革新的なのか、僭越ながら、すでにタイムロックポーチを使っている私から説明させてもらう。
一体型で最小限の手間
タイムロックポーチの使いにくいところは、以前記事にまとめた。
特に問題なのは、毎回ファスナーの穴にタイマー式南京錠のワイヤーを通して固定しないといけないことだ。
この手間が意外に面倒で、ちょっとした空き時間、30分程度とかならタイムロックしなくていいか、と小時間の活用ができない。
結果、気づけばYouTubeなんかを見て時間を無駄にしてしまうこともあるわけで。
その点「Z-Bag」はタイマーやロック機構が内蔵された一体型だ。
ファスナーを閉じて、その先をカチッとはめるだけ。
あとは本体上部のタイマーをスタートさせればロック完了だ。
(出典:トリプルエル)
5分単位の時間設定
もうひとつ、タイムロックポーチ、というかそのタイマーに不満だったのが、分単位の設定だ。
タイムロックポーチに付属しているタイマー式南京錠は↓の製品と同じものである。
これが曲者で、設定時間を分単位で決められるのだが、例えば30分の設定をしたければ、分を調整するボタンを30回押さなければいけない。
これが1時間に満たない小時間に使いにくいもう一つの理由だ。
結局面倒で、1時間単位でロックしたい時しか使う意欲が湧かない。
その点「Z-Bag」の分設定は5分単位となっているようだ。
30分を設定するなら6回、最大の55分でも11回でOKだ。
タイマー式南京錠だと11回押してやっと11分である。
薄くて携帯しやすい
タイムロックポーチがあくまでもポーチであるのに対して、「Z-Bag」はスマホを入れることに特化している。
だからその大きさはスマホに最適化されている。
サイズは210×100×19mmとなっている。
(出典:トリプルエル)
特に厚さ19mmというのが、こういう禁欲アイテムの中でもぶっちぎりの薄さだ。
これがスマホに最適化されているということ。
この厚さならパンツのポケットなんかに入れられる。
小さめのスリングバッグにも入れられる。
スマホが2台入る、というか最大でも2台のスマホをしか入れられないという潔さから来る携帯性だ。
スマホは1台でいいなら、モバイルバッテリーと一緒に入れる手もある。
まあ「Z-Bag」には充電用の穴も空いているので、わざわざモバイルバッテリーをつけた状態で入れることもないが。
例えば、MagSafeに対応したiPhoneなら、厚みのあるMagSafeアクセサリーを装着したままでも余裕で入る厚さは備えているということ。
厚めのアクセサリーをつけているスマホでも入るという安心感はある。
電話に出られる
スマホを禁欲ボックスに入れる際、不安になるのが緊急連絡だ。
最近はイヤホンやスマートウォッチからでも応答できたりするが、常にイヤホンを装着しているわけではないし、スマートウォッチを外して充電している時に連絡が来ることもあるだろう。
「Z-Bag」はスマホに特化しているだけあって、その点もカバー済みだ。
見てわかる通り、本体に2つの穴が空いている。
この穴からちょっとした操作ならできるようになっている。
(出典:トリプルエル)
電話にも出られる。
しかしあくまでもちょっとした操作しかできない穴なので、暇潰しのゲームなんかはできないだろう。
終わりに
というわけで、かなり理想的なスマホ禁欲アイテムである「Z-Bag」がとても欲しい。
しかし実はこのアイテムはまだ世に出ていない。
クラウドファンディングで現在出資者を募っている状況だ。
そして、この記事を書いている現在、プロジェクト終了1週間前なわけだが、目標金額を達成しそうな気配がない。
(出典:トリプルエル)
個人的にかなり魅力的なアイテムなので是非とも欲しいのだが……。
果たして頓挫してしまうのだろうか……。