ビルドンブング

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Aistuoのタイムロッキングコンテナは完全密閉の禁欲ボックスかと思ったらとんでもない欠陥製品だった

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購入物に対して「これは欠陥製品だ!」なんてあまり言いたくないのだが、今回ばかりはちょっと……
何を買ったかというと、禁欲ボックスだ。
中にものを入れてタイマーを設定。
設定時間が経過するまで開けられないという代物である。
購入したのはこちらの製品。
一見何の問題もないし、実際問題なく使えなくもなかったのだが……
 

完全密閉なのは魅力的

いきなり結論を述べても、その欠陥具合が伝わりにくいかもしれないので、まずはAistuoのタイムロッキングコンテナの良いところをお伝えしよう。
そもそも、良いと思ったから購入したわけで、そう感じさせる魅力はある製品なのだ。
禁欲ボックスは、たいていがスマホを入れていても中のスマホを充電できるようにケーブルを通せる穴があったりする。
また、スマホ専用の禁欲ケースなんかになると、緊急な電話なんかに応答できるように小窓が付いているのだ。
その点Aistuoのタイムロッキングコンテナは完全密閉、ケーブルを通す穴すらない

中途半端な穴や小窓があると、せっかく中にものを入れてロックしても「この穴からどうにかできるのでは」という期待を持ってしまう。
だから始めからそういう気を起こす余地すらない完全密閉が有り難いのだ。

致命的な欠点とは……

さて、いよいよ本題が。
電池式のこのケース、その電池を入れる部分が蓋の裏にあるのである。

電池が切れると、蓋はロックされたまま開かなくなる。
しかし蓋を開けないと蓋裏の電池を交換できない。
とまあ、さすがにそんな馬鹿げた使用を放置したまま販売されるはずもなく、給電ケーブルが付属している。

このケーブルを蓋に挿して給電してやると、電池が切れていてもロックが解除されるのだ。
そして、電池が切れていなくてもロックが解除されるのだ。
もう一度言おう――
電池が切れていなくてもロックが解除されるのだ。
さて、具体的に説明しよう。
たとえ電池が十分に残っていても、ロック中にケーブルを挿して給電してやると、残り時間にかかわらずロックが解除されるのである
これじゃあケーブルが鍵代わりのただのボックスである。
何の禁欲にもなりやしない。
欲が湧いてきたらケーブルを挿して給電するだけで蓋が開くのだから……
この記事に写真を載せるために同じことをしてみたら、今度は開かず、しかしタイマーが止まってしまった。
これではどれだけ待っても開けることができない。

とにかくこういった不安定な部分を抱える製品なのである。
Amazonのレビューを読んでもらうのが一番手っ取り早いだろう。
そもそもケーブルから給電すればロックが解除されるという情報を私が得たのも、Amazonのレビューなのだから……

終わりに

というわけで、本当にAistuoのタイムロッキングコンテナを禁欲ボックスとして使いたいなら、給電用のケーブルを捨てるか、手の届かない場所に置くしかない。
そうだ、給電ケーブルを禁欲ボックスに入れれば――!
なんて話になってくる。
しかもその給電ケーブルは専用の規格ではないので、他の家電に使っているケーブルがたまたま同じ規格だったりすると、ケーブルを手放すことができなくなる。
そもそもケーブルを手放すと電池切れに対応できないので、デジタル表示が薄くなったらこまめに電池を交換してやらないといけないから面倒だ。
というわけでAistuoのタイムロッキングコンテナの購入はオススメめしない。
開けるのがちょっと面倒なケースとしてなら使い道はあるが、残念ながら禁欲ボックスとしては欠陥製品であると言わざるを得ない……
個人的にはKitchen Safeのタイムロッキングコンテナがオススメだ。
理由はまた後日別で記事にしようと思っている。