ビルドンブング

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タイムロックポーチは自前で調達できる?

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薄い財布」や「保存するメモ帳」、「かわるビジネスリュックmini」でお世話になっているSUPERCLASSICから興味深い製品がリリースされている。
「タイムロックポーチ」という名前の通り、タイマー式の南京錠で指定時間まで開けられないようにするポーチだ。
さて、タイマー式南京錠といえば、以前当ブログでも取り上げた。
商品画像を見た感じ、タイムロックポーチのタイマー錠と、上の記事で取り上げたタイマー錠は同じに見える。
そして、ポーチ側も似たような製品がある。
もしかして、「タイムロックポーチ」は既製品を組み合わせただけの商品なのでは……
そんな疑惑が持ち上がる。
 

タイムロックポーチ購入

というわけで購入した。

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検証するだけなら買わなくても良いのでは、と思われるかもしれないが、買う価値があると判断したので購入した。
何に価値があるのかは後述する。
まずはざっと「タイムロックポーチ」の構造を見ていこう。
まずはメインのポーチから。

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ハードタイプのポーチになっていて、スマホを入れたままカバンなどに放り込んでも支障はなさそうだ。
その分、そこそこかさばるので持ち歩きにはいささか大きいかもしれない。
少なくともスマホだけを入れるには大きい

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ファスナーはダブルになっていて、どちらからでも開け閉めできる。
このファスナーをピッタリ合わせると、穴が重なってそこにセキュリティワイヤーを通すことができる。

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ここに付属のタイマー錠を通してロックするのだ。
そのタイマー錠がこちら。

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ボタンは3つ。
左で時間、右で分を設定、中央のボタンを押せば設定した時間が経過するまで開けられなくなる

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単体で見れば、スマホの誘惑を遠ざけるのに役立つ製品だ。
では、この「タイムロックポーチ」の疑惑に迫ってみる。

タイマー錠は既製品

先に結論を言ってしまうと、タイマー錠は既製品だ。
↑の商品と並べてみても、全く同じである。

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形や大きさはもちろん、充電方法や操作方法、裏面のシールまで。

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これはもう同一製品と考えていいだろう。

ポーチに価値あり?

続いてはポーチの検証だ。
↑のポーチとかなり似通っているし、商品サイズも同じ。
しかし違いは一目瞭然。
ファスナー部分の構造だ。
ポーチ単体だと、一般的なダブルファスナー。

f:id:bildon:20211212222535j:plain(出典:Amazon

しかしタイムロックポーチのポーチはファスナー部分にタイマー錠を通して固定できる構造になっている。

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つまりタイマー錠でポーチを密閉するには「タイムロックポーチ」を使うしかないのだ。
そして、実はこのポーチだけ単体で売っている。
当初は「タイマー錠の方も単体で売ってくれればいいのに」と思っていたが、何のことはない。
単体で売っているのだ。
↑と同じ製品なのだから、SUPERCLASSICがタイマー錠単体で販売できないのも納得である。
逆に、ポーチの方はファスナー部分が専用の構造になっているので、オリジナル製品として売ることができるというわけだろう。

終わりに

「タイムロックポーチ」の価値はポーチ側にあって、単純にタイマー錠が欲しいだけなら既製品の方を買えばいいという結論になった。
そして、ポーチにしても若干サイズが大きいものの、セキュリティワイヤーに対応したファスナー構造のポーチが売っている。
単純にスマホなどを入れて時間になるまで出せないようにしたいだけなら、このポーチとタイマー錠を買って自己調達してもいいわけだ。
ただ、タイマー錠前の相場が2,000円ほどで、ポーチ単体だと1,500円ほどなのを踏まえると、初めから「タイムロックポーチ」(2,950円)を買った方が手っ取り早いしお得なのだ。
つまり、既製品を組み合わせただけのような「タイムロックポーチ」ではあるものの、別にぼったくりではなく、良心的な値段で売ってくれているわけだ。
これに気づいたから、私は迷わず「タイムロックポーチ」を買ったわけである。