作業テーブルにモニターを設置してかれこれ1週間以上が経過した。
すっかり部屋に馴染み、もうこのモニターでしか作業をしたくなくなった。
これが、実はちょっとした弊害である。
思えば、他にもちょっとした弊害はある。
そこで、今回は自宅に32インチの4Kディスプレイを導入してから感じる問題点を取り上げる。
まあ、モニターそのものに不満があるわけではない。
他の細々したことだ。
小さい画面で作業できなくなる
まずもって、MacBook単体での作業を苦痛に感じるようになった。
私が使っているのは13インチのMacBook Airだ。
32インチと比べると遥かに小さい画面。
もちろん、表示できる情報量も少ない。
例えば、私がラジオ番組の保存に使っている「ネットラジオ録音X2」で比べてみる。
32インチ4Kで表示すると、ここまで表示できる。
お気に入りに設定している放送局が、すべて一覧できる。
縦の時間軸も、8時間分ほどまとめて表示されている。
一方、13インチのMacBookで表示するとこれだ。
3時間分ほどしか表示できていないし、縦列の放送局も右の情報欄を最小まで縮めてもどうにか7局だ。
(4Kだと情報欄を縮めなくても13局)
よく今までこれでやってこれたな、と思う。
縦にも横にも、縦横無尽にスクロールしながら、目的の番組を録音していた。
そんなことをしていると、録り逃しも生じるものである。
時間もかかるし、非効率だ。
だから、ラジオの録音は必ず自宅で、4Kモニターを使って行うようになった。
これと同じことが、他の作業にも言える。
つまり、何をするにも「家のモニターでやった方が効率的だ」と考えるようになる。
そうなると、MacBook単体で何かやろうにも、やる気にならない。
ノートPCは画面の位置も低いから、首も疲れるし……
キーボードやマウスが気になる
ディスプレイをテーブルの奥に設置することで、テーブルの奥行きを広く使えるようになったのはいいことだ。
今までは、MacBookを手前に広げると、画面が邪魔でそれより奥のスペースは死んでいたからだ。
ただ、MacBookを広げないということは、ディスプレイだけではなく、マウスやキーボードも別途必要になるということだ。
今はトラックパッド、キーボード、マウスの3つを並べている。
今まではMacBookを広げればトラックパッドもキーボードも目の前に現れていたのに、今はいちいち用意しないといけない。
キーボードとトラックパッドが別々なのも実は面倒だ。
それらを奥にどかして書き物をしたい時、2つあるので2回移動させないといけない。
戻す時も同じだ。
そこはタッチパッド搭載のキーボード「LIFEBOOK UH Keyboard」に期待していたのだが、残念ながら実用に値しなかった。
これは今後の課題だ。
箱を捨てれない
この箱よ。
モニターが大きければ、当然それが入っていた箱も大きいわけで。
箱なんてさっさと捨ててしまえばいいのに、と思われるかもしれない。
もしも私が持ち家に住んでいて、今後一生引っ越すつもりがないのなら、そうするだろう。
しかし、私は賃貸に会社の補助を受けて住んでいる。
転勤があれば引っ越さないといけないし、将来的に家を買うかもしれない。
確実なのは、今のアパートで一生暮らすことはないということ。
いずれ必ず引っ越す時が来る。
その時、このモニターはどうやって運ぶのか。
引越し業者がうまくやってくれるかもしれないが、多分、私は自分で軽トラでもレンタルして一人で引っ越すと思う。
一応ミニマリストを志して、それなりに身軽になっているつもりだ。
だからせめて、一生の住処と思える場所に住むまでは、箱は捨てないで置いておくつもりである。
もしも何らかの理由でフリマアプリなどに出品することになったときも、使えるだろう。
終わりに
逆に、ここで挙げた以外の不便はない。
つまり、モニターそのものは快適に使えているということだ。
とにかく表示できる情報量が多いので、アプリを細かく切り替えることなく、作業に集中できて捗る。
自宅でしか作業しないし、お気に入りの使いたいマウス・キーボード類があるし、箱を置いておく場所にも困らない、という方であれば、何の躊躇もなくオススメする。