大体シャワーにかかる時間は30分ほどなのだが、その実シャワー20分、ドライヤー10分ぐらいの割合だ。
つまりシャワーを浴びてから髪を乾かし終えるまでの時間の3分の1がドライヤーの時間となっている。
おまけに20分のシャワーの内訳も、15分ほどが髪を洗う時間となっている。
どうして髪を洗うのにそこまでの時間を要するかというと、シャンプーを使わないからだ。
ノーシャンプーや湯シャンと呼ばれるやつだ。
シャンプーを使わずに髪を綺麗に保つには、それなりの時間をかけなくてはいけない。
とはいえ、シャンプーやコンディショナーに時間を使うのと大して変わらないだろう。
湯シャンのメリット・デメリットは置いといて、今回は湯シャンだからこそシャンプーやドライヤーの際に心がけていることを紹介する。
手でいいから髪を梳かす
シャンプーを使っていると、それが滑走剤となって髪の絡まりが自然に解ける。
だが湯シャンだと滑走剤になる要素がないため、髪がキシキシして指の通りが悪くなる。
そんな状態では頭皮までしっかり洗えない。
ただでさえシャンプーを使わないのでしっかり指の腹で洗わないといけないのに、髪が邪魔でそれができなくなるのだ。
なので、髪を洗う前後にしっかりと髪を梳かす必要がある。
別にわざわざ櫛を使ってまで梳かす必要はない。
手櫛で十分だ。
シャワーの前に手櫛で髪の絡まりをざっくりと解いて、頭皮を洗ったら最後にまた手櫛で髪を整える。
これをするだけで、洗い上がりが全然変わってくる。
乾かすなら「ドライ」で
ここからはドライヤーで乾かすときの心得だ。
一言でドライヤーといっても、風の温度や強さが何種類かある。
何も考えず一番強い風で乾かしてはいないだろうか。
最初に髪に残った水分を飛ばすのには強風でいいかもしれないが、頭皮までしっかりと乾かすなら、それに適したモードを使うべきだ。
私が使っているドライヤーのモードは3種類。
-
DRY:ドライ
-
SET:セット
-
COOL:クール
そして、それぞれに対してターボでより強い風にできる。
つまり3モードに通常とターボで合計6通りある。
ドライヤーによってはモードの名称はさまざまだと思うが「ドライ」というモードがあったらそれを使うべきだ。
それより強い風を出せるモードがあっても「ドライ」という名前がついているならメーカーはそれを最も髪を乾かすのに適したモードとして設定しているはずである。
最後に冷風で締める
ドライヤーの後に冷風で髪を引き締める効果については有名だ。
熱で開いた髪のキューティクルを閉じることができるとされている。
実際にやってみると、確かに熱風だけで乾かした時よりも、髪の触り心地が良くなっている気がする。
劇的な変化ではないし、思い込みかもしれないが、やってみて効果を感じられるのなら大した手間でもないのでやっておいた方がいいと思う。
冷風など必要としないくらい気温が低い冬や、ドライヤーから発せられる冷風よりも低い温度でエアコンをかけている真夏などは必要ないだろう。
終わりに
というようなことをしていれば、髪を洗うのにそれなりに時間がかかるし、ドライヤーも丁寧にすることになる。
それで満足のいく髪をキープできるのなら構わない。
なお、夏場はせっかく洗った髪がすぐに汗でベトついてしまうので、ドライヤーはエアコンをかけた部屋(私の場合はリビング)で行った方が良い。