先月、キャンドゥの株主優待が期限を迎えるため、残っていた優待券で色々と大量購入した。
その購入物の中の1つが「バッテリーチェッカー」である。
電池の残量をチェックできるという代物。
もしも電池で動く機械が動かなくなった時、真っ先に疑うのは電池切れだ。
しかし、機械そのものが故障してしまっている可能性もある。
そんな時にバッテリーチェッカーがあれば、電池が切れているかどうかを確認できると思っての購入だった。
しかし、私は優待券を使い切ることを優先していたので、考えが甘かった。
電池切れかどうかを確かめたければ、わざわざバッテリーチェッカーなんて使わなくても、新しい電池を入れて動くかどうかを見れば良い。
それで動けば解決で、いちいちバッテリチェッカーでの確認をする方が面倒だ。
冷静に考えて、今までの生活で「あぁ、電池の残量がわかればな……」と思ったことはほとんどない。
まあ「ほとんど」であって、皆無ではないのだけれど。
大事なプレゼンのためにノートPCとマウスを持っていく際、マウスの電池の残量が気になったことがある。
もしもプレゼンの最中にマウスの電池が切れると、慣れないタッチパッドでの操作になって支障をきたす。
その時はマウスに新しい電池を入れていったのだけれど、もしもバッテリーチェッカーがあれば、まずは今マウスに入っている電池の残量を確認して、半分程度あれば「大丈夫だ」と判断できただろう。
念の為新しい電池に変えることの何が厄介かというと、中途半端に使った電池が代わりに残ることだ。
貧乏性だからそういう電池を素直に捨てられない。
電池もモノタロウの株主優待で確保しているからストックは大量にあるのだけれど……
とはいえ前提の戻るけれど、そういった大事なプレゼンみたいな機会は今の生活において年に数回発生するかどうかというくらいのものである。
その程度のためにバッテリーチェッカーを保有しておくのか、別にその時はイレギュラーだけれど新しい電池を入れれば良いのではないか、と考えてしまうわけだ。
少なくとも、現在の生活においてバッテリーチェッカーの出番はほとんどなく、いざ必要になるであろう場面も、多少のイレギュラーを許容すればバッテリーチェッカーがなくても乗り越えられるということ。
だったら余計ない買い物だったか、と思ってしまう。
300円の製品で、しかも株主優待で買ったからほとんどタダみたいなものだけれど、余計なものを買ってしまったという失敗は金額とは無関係に受け入れて考えなければ、また同じ失敗をしてしまうので、こうして考えてみたのである。