MacなどのPCを介したり、USBアダプタにSDカードリーダーを挿したり、そういう煩わしさなしにiPhoneに直接microSDを挿すことができたら便利だと思わないだろうか？
私は思う。
だから購入した。
Lightning端子のmicroSDリーダーを。
謎メーカーのしかない
購入に際して、ざっと色々調べてみたのだが、例えばAnkerとかUGREENとか、私がいろいろな周辺機器でお世話になっているメーカー、知名度のあるメーカーからLightning端子のmicroSDリーダーは発売されていなかった。
だからこういう不安しかない謎メーカーの、安くて逆に不安なくらいのmicroSDリーダーを買うことになるのだ。
それでも、そんなに何度も使っているわけではないがとりあえず、すぐに壊れるようなことはなく、ちゃんとmicroSDを認識してくれるし、中のデータにも問題ない。
データ転送が楽になった
私はデータ管理にmicroSDを使っている。
大容量のハードディスク１つにすべてのデータを保管しておくよりも、ジャンルなどで分けてmicroSDに保存しておく方が何かあったときのリスク分散になるからだ。
microSDは必ず２つで１セットとして、スペア用に同じ内容のものを２つ作っておくようにしている。
そしてそれをケースに入れて保管しているのだ。
1TBの小型ハードディスクやSSDより、512GBのmicroSD２枚の方が小さいし、取り回しやすいと思わないだろうか？
まあそれはいいとして。
このmicroSDのデータをiPhoneにコピーしようとした時、今まではMacにそのmicroSDを挿して、さらにiPhoneもMacに繋いで、つまりMacを中継機のようにしてデータをコピーしていた。
しかしLightning端子のmicroSDリーダーがあれば、そんなことをしなくてもiPhoneに直接microSDを挿して、ファイルアプリからデータのコピーができるのである。
読み込み中は煌々とした青ランプが光り続けるのが少々気になるものの。
Macを介さない分、コピーする速度も多少は速くなっている、はず。
（明確に確かめたわけではないが……）
データを直接開ける
もしもちょっとしたデータ確認などであれば、そもそもiPhoneにコピーする必要もない。
iPhoneからmicroSD内のデータを直接開けるのだ。
PDFや画像はもちろん、VLCなどローカルファイルの動画をコピーせず直接再生できるアプリを使えば動画も見ることができる。
例えば、クラウドに保存する代わりにmicroSDにデータを入れて、そのmicroSDとこのLightning端子のリーダーを携帯しておけば、ネットにつながっていない環境でもデータの確認や編集ができる。
オフラインでもデータを使うことができるのだ。
環境によっては、その方が良い人もいるのでは？
終わりに
そもそもiPhoneの端子がtype-Cになってくれればこんなリーダーは必要なく、MacやiPadで使っているmicroSDリーダーをそのままiPhoneにも使えるのだが……
いまだにLightningなのはiPhoneとAirPodsだけだろう。
iPhoneで直接microSDのデータを読み込めたらと不意に思ったことがある人は、意外と少なくないのではないだろうか。
また、何世代かまえのiPadを使っている人。
そういう人にオススメである、と言いたいところだが、やはり謎メーカーなのだけがネックである。
ちゃんとしたメーカーからLightning端子のmicroSDリーダーが出るか、Appleがすべての端末をtype-Cにしてくれるか、いずれかを待った方が賢明なのかもしれない……
