iPhoneにイヤホンジャックがないことは、もう当たり前になっただろうか?
有線イヤホンなんてコードが邪魔なだけだし、AppleからAirPodsという超ハイスペックワイヤレスイヤホンが売られているのだから、それを使えば十分だし、他のメーカーから安くて優秀なワイヤレスイヤホンも売られている。
というわけで、iPhoneをはじめとしたスマホに、イヤホンジャックは不要なのだ!
というのは「イヤホンジャック」という名前の通り、イヤホンを繋ぐことを考えた場合である。
家でスピーカーに繋ぎたいのだ。
対象物はAnkerの「Soundcore Wakey」である。
Bluetoothにも対応しているのだけれど、Bluetooth接続の音量設定と有線接続の音量設定が共有されているので、Bluetooth接続での音量操作が面倒なのだ。
音量を10下げようと思ったらスピーカーの音量ボタンを10回押さなければならないし、有線接続にしたときに音量を戻す作業も発生する。
だから一律で優先接続にしたいのだ。
ボリュームコントローラー付きの切り替え機を使えばそれは実現できる。
問題は、iPhoneにイヤホンジャックがないことである。
以前に購入したLightning端子をイヤホンジャックに変換するアダプタを使えば良い。
と思ったけれど、そうするとLightning端子が塞がってしまって充電ができなくなる。
自宅で長時間再生することを考えると、充電はできるようにしておきた。
となればMagSafe充電だ。
MagSafeなら端子を塞がない。
イヤホン変換アダプタを挿したままiPhoneを充電できる。
ところで、私はiPhoneを1/4ネジ規格のアイテムでポールなどに設置できるようにしている。
この状態で充電しつつ、有線でスピーカーに繋ぎたいのだ。
つまり、MagSafeにマウントした状態で有線でスピーカーに繋ぎつつ、給電したいのである。
よって、MagSafeはマウントのために使われていることになる。
これでは充電できない。
最初に思いついたのは「1/4ネジ穴があるMagSafe充電器はないのか」ということだった。
そして、探したら見つかった。
なのだが、Amazonのレビューを見るとあまり評価がよろしくない。
商品説明にも「取り外しの際は横にスライドさせるように」というような注意がある。
(画像引用:Amazon)
それでも購入するとなると不安である。
どうしようか考えた結果、とてもシンプルな結論に至った。
変換アダプタではなく分配アダプタを使えばいいのである。
Amazonを探せば2,000円未満で売っているものもあったけれど、品質が不安だったのでBelkinのちゃんとしたものを購入した。
6,000円ほどしたけれど、まあ、耐久性に不安ありの1/4ネジマウントMagSafe充電器(3,500円くらい)を買うよりは確実だろうという判断だ。
(ビックカメラに売っていたので株主優待券で買えたというのもある)
というわけで、危うく1/4ネジマウントMagSafeにこだわり過ぎて煩雑になるところだった。
やっぱりシンプルに考えなければいけない。