まあ普通の人生においてわざわざ尖ったことをする必要はないのだけれど、ブログの記事としてネタにするのであれば尖っていた方が集客力があるとも思う。
では尖ったことをしていた頃に比べてアクセス数が減ったのかというと、そういうわけではないけれど。
（減ってないだけで増えてもいないのだけれど）
このブログの記事を日付順に辿っていけば尖ったことをしていない、という言葉の具体的な内容がわかるとは思うけれど、そんなことに読者が時間を使う意味はないので、ちょっと振り返ってみようと思う。
だいたい、食事に関することが多い。
果たして、今の私に平日の5日間を水だけで過ごすことができるだろうか？
もう朝は始発でマクドナルドへ行く生活が定着してしまっている。
それでも、食欲に負けてバカ喰いするよりは健全ではある、という言い訳を自分にしている。
食事内容もかなりおかしかった。
玄米を生で食べていった時期がある。
それもそこそこの期間続いた。
半年くらいだったっだろうか。
タンパク質が足りないと思えばきな粉を食べたり。
粉のままだと食べれないからって、塩水を混ぜたりしていた。
究極はきな粉生玄米だけれど。
食事の内容だけでなく、食べ方もまた尖っていた。
上記のような食事だから、わざわざ綺麗に食器を並べて「いただきます」と手を合わせるようなこともないのだ。
キッチンで作って、キッチンに立ったまま食べていた。
食生活の次に思いつくのは移動手段か。
当時の私は節約というものを使う金額だけで捉えていた。
だから移動手段は常に徒歩だったのだ。
最もひどかったのは、２時間くらい歩いて最寄りのIKEAに行っていたことである。
往復で２時間ではない、片道で２時間だ。
IKEAでの滞在時間を１時間として、移動も込みで５時間使っていたわけだ。
もちろん、そんなことをするとすっかり疲れてその日は何もできないので、実質的にはIKEAに行くだけで１日使っていたことになる。
いや、確かにお金は使ってないけれど、それは違うだろうと、客観的に見れば誰でもわかるだろう。
しかし、片道２時間かけて歩いたことは、ブログのネタにはなるわけだ。
先の食事の話も、それはそれとしてネタになるし、読者に「バカだなー」と思わせるくらいのことはできる。
車でIKEAに行きました、だけではただの移動報告で終わってしまって、読んだ人は「へえ」と思うくらいだ。
いや、何も思わないのがほとんどか。
まあ、数年後の自分から見れば、今の私もそれなりに尖っているのかもしれないけれど。
歳をとれば自然に丸くなるものなのか。
歳をとったと自覚するのは癪だけれど。
