以前、きな粉か玄米のどちらを主食にするか考えた結果、きな粉に軍配が上がった。
しかし、玄米を食べる理由が生まれてしまったのだ。
ふるさと納税である。
玄米だと5kgで5,000円が相場だ。
一方できな粉は2kgで10,000円。
もちろん、北海道の十勝きな粉となるときな粉の中でもかなりのブランド品だ。
単純に量に対する値段だけで判断するものではないだろう。
しかし、私の目的は節約。
ふるさと納税で食費を賄おうと思えば、必然的に玄米を選ぶことになる。
玄米に限らず、米は主食なのでこの手の毎月届けてくれる定期便タイプの返礼品は助かる。
一度に30kgとか大量に貰っても、食べきれずに米を悪くしてしまうだけだからだ。
玄米が硬い
ところで私は玄米を生で食べている。
調理の手間はかからないし片付けも楽、欠点があるとすれば炊いた時に比べると美味しくないことくらいだ。
(食事としては致命的だが)
しかし今の私はガスを契約していないし、炊飯器のような米を炊ける家電も持っていないので、生で食べざるを得ない。
ただ、今回ふるさと納税の返礼品として届いた玄米が硬いのだ。
奥歯ですり潰すようにして噛み砕くことはできるのだが、食事に時間がかかって仕方がない。
かと言って、せっかくコンロも調理家電も手放した生活に馴染んできたのに、また元の生活水準に戻すのも癪だ。
水につける
とりあえず丸一日水に浸してみた。
水を切った状態がこれ↓
試しにこの状態で一口いただく……
まあ、柔らかくなってはいる。
しかし食感がどこか気持ち悪い。
今までは全く水気のない状態だったから硬めの豆を食べるような感覚でボリボリと食べれたが、水に浸して中途半端に柔らかくなった玄米は生米らしさが増している。
炊いてる途中の米を食べているようだ。
水っぽさが食感を悪くしている。
きな粉に水を吸わす
そこで登場するのがきな粉だ。
きな粉をそのまま食べると粉っぽくてとても食べられた物じゃないが、水で溶いてペースト状にすれば食べることができる。
つまり、玄米の水気をきな粉に吸ってもらうわけだ。
水に浸した後の玄米にきな粉を入れて——
きな粉の粉っぽさがなくなるまで混ぜる。
きな粉を入れすぎたら水を足せばいいし、水っぽさが無くならないならきな粉を足せばいい。
炭水化物の玄米&タンパク質のきな粉のコラボレーション。
下手な料理よりも栄養があるんじゃないだろうか。
実食してみると、かなり食べられるようになっていた。
もちろん炊いた米には劣るが、炊いてない生の玄米にしては美味しく食べられる。
まとめ
というわけで、新たな料理「生玄米きな粉」が誕生した。
ちなみに、炊いた玄米ときな粉を混ぜるともっと美味しくなる。
(玄米自体が炊いた方が美味しいのだから当然だが)
生玄米きな粉が「生玄米をどうにか美味しく食べる方法」なのに対して、炊いた玄米にきな粉を混ぜ込むのは「玄米をより美味しく食べる方法」と言える。
きな粉も玄米も体に良い食品とされているので、生で食べるかどうかは別にして、積極的に取り入れたいものだ。
私は手間も時間もかけたくないので、このまま生で食べていくことにする。