実家に泊まるときなんかは、歯磨きセットを持って行く。
つまり――
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歯ブラシ
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歯磨き粉
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うがい用コップ
を持って行くわけだ。
といっても、これらをそのままリュックやバッグに放り込むわけではない。
まとめて1つのケースか何かに入れて持って行くわけである。
まあ誰もがそうするだろう。
しかし、そのケースに巾着を使っているとなると、おそらく半数もいないものと思われる。
だが巾着袋は歯磨きセットの持ち歩きにかなりうってつけなのだ。
その理由を教えよう。
形が自由
歯磨きセットを入れるケースとなると、どことなくペンケースのようなものをイメージする。
だがこれがなかなか難しく、歯ブラシだけなら小さくてスリムなケースで良いし、歯磨き粉も一緒にとなると、もう少し太めのケース、うがい用コップもとなると細長いよりは長方形と言った方がいいようなケースが必要になる。
じゃあそれらのパターンに備えて何種類かの歯磨きセットケースを用意しておくかというと、そうはならず、せいぜい一番大きさが必要な「全部持って行く場合」に対応できるケースを一つ持っておくといったところだろう。
そんなとき、巾着ならどうだろう。
形としては布が袋状になって口を縛れるようになっているだけだ。
布なので硬さはなく、中身の形に合わせて縁や余った部分を畳める。
だから常に最小限の体積になれるのだ。
その分、中身のものを守るという機能は薄くなるが、もともと歯ブラシや歯磨き粉は壊れるようなものでもないので、窮屈なところに入れて歯磨き粉が漏れることにだけ注意しておけば問題はない。
タオルになる
布でできていることによるメリットは形が変えられることだけではない。
水気を吸い取れるのもまたメリットである。
歯磨きをするとタオルがいるだろう。
もちろんタオルがあればいいが、なかった場合はその巾着をそのままタオル代わりにすることができる。
そして使い終わって濡れた歯ブラシをそのまま巾着の中に入れてもいいのだ。
帰りに歯ブラシが濡れていても気にせず巾着に放り込んで、それをバッグに入れるだけ!
ホテルなんかに滞在するなら、巾着を敷いてコップ置き場にするのもアリだろう。
こんな具合に、布であること、中身がないときはタオルのように平らになることを活かせば、ただの歯ブラシセットを入れるだけのケースにとどまらず、色々と便利に使えるものである。
ちなみに歯ブラシスタンド一体型のコップはこれ。
洗濯できる
上記のような使い方をすると、巾着も汚れてしまう。
しかし洗濯すれば問題ない。
これがケースだと洗濯機に放り込むだけとはいかず、手洗いなんかで対応することになる。
それは面倒なので、結局滅多にケースを洗うことなく、綺麗なのか汚いのかよく分からないケースを使い続けることになるだろう。
巾着なら旅行などから帰ってきたら荷物を出して、そのまま裏返して洗濯機に入れて洗濯すれば綺麗になる。
歯ブラシを入れるとなると衛生面も気になるので、洗濯機で気軽に洗えるケースとしての巾着は相性が良いと思わないだろうか。
終わりに
元々私は別の理由で巾着をいくつか持っていたのだが、ふと実家に泊まる際の歯磨きセットを入れるケースとして使ってみたら、本文中で述べたように色々と便利だったので、こうして記事にして取り上げてみた。
歯ブラシやコップが入る程度の巾着なら100均に売っているので、未だに「これだ!」と思えるお気に入りの歯磨きセットケースに出会えていないなら、試してみてはどうだろうか。