「誕生!!」なんて言っているが、私が知らなかっただけでいつの間にやら売っていた。
ちなみにタイトルでは「書見台」と表現しているが、仰々しいので以降は「ブックスタンド」と書く。
製品名としては「ブックステーション」なのだけれど。
どういうアイテムかというと、こうやって本を開いたまま固定して、読みやすい角度で立てて置けるものだ。
読書を長時間続けられないのは集中力が続かないからだけれど、集中力が続かない理由の一つは「ずっと本を開いたまま手で支えておく」という行為がしんどいからだったりする。
普通に机の上で開いておくだけならまだしも、読むために少し角度を付けなければいけないわけで、そのためにかかる手や手首、指への負荷が地味に積み重なったり。
それを解消するのがブックスタンドだ。
触るのはページを捲る時だけ。
まあ、捲るために本のページを留めている押さえを動かしたりするので手間は増えるのだが、それでもほんの数秒だし、ずっと本を手で支えているのに比べたらずっと楽なのである。
まあ、ブックスタンドについては過去に取り上げている。
ここからは「ブックステーション」の紹介に移ろう。
今までAmazonなんかで「書見台」や「ブックスタンド」で検索して出てくるアイテムは、本を開いたまま固定するという役割こそ十分に果たせるものばかりである。
多少の優劣はあるだろうが、構造がシンプルなのでどれを買っても大きな失敗はないだろう。
しかしそれは自宅で使うには必要十分という話である。
私がブックスタンドを使いたいのは自宅だけではなく、図書館もだ。
つまり、ブックスタンドをバッグなどに入れて持ち歩きたいのである。
もちろんスタンド部分は折り畳めたりして持ち歩けないこともないのだが、やはり嵩張るのだ。
Amazonでざっと探してもコンパクトなものはなく諦めかけたのだが、試しに楽天市場で探してみたら、薄くフラットに畳めるブックスタンドがあったのである。
実際に本を開いているところは冒頭で載せた写真の通りだが、特筆すべきは折りたたんだ状態だ。
ただの板である。
サイズはA4より少し小さいくらい。
普段使っているのが13〜14インチ程度のノートPCを入れられるリュック、つまりA4が入るサイズなのでブックステーションも入るわけだ。
要するにiPadのようなタブレットと同じ感覚で持ち歩けるということ。
少しギミックはあるが、折りたたんだり広げたりの操作も煩雑ではなく、数回やってみたらすぐに覚えられる軽度なものだ。
これさえあれば荷物を大きく増やすことなく、図書館に持って行って一日中楽な状態で本を読むことができよう。
それでも手の疲れ以外にも読書に集中できない要因もあるので、その辺りも解決策を考えなくてはいけないのだけれど……