32インチの4Kモニターを使っていたのだけれど、正直なところ4Kも必要ないのでは、と思うことは多々あった。
画質が良いのは間違いないけれど、PCで作業をするには大袈裟だろうか。
というか、32インチの4KでPCを使うと、文字が小さい。
デスクの奥行きは70cmで、モニタはその奥に設定しているのだが、4Kにすると文字が見えないことはないけれど、目を凝らさないと見えないような状態だ。
結果、表示倍率を150%にして、実質WQHDと同等の画質にしていた。
まあ、それはそれで解決できていたのだけれど、どうせWQHDの画質にするなら、ワイドモニタにしてしまった方が作業スペースは広がるのでは、と思ってしまった。
一般的な16:9の画面であれば、4Kモニタを150%倍率にすればわざわざWQHDのモニタを買わなくてもいい。
大は小を兼ねる的な感じで、高画質は低画質を兼ねるからだ。
けれど、もしもWQHDで16:9よりワイドなモニタがあれば、それは4KをWQHD画質に落とした時よりも作業範囲は広がる。
もちろん、ワイドな4Kがあれば更に万能だけれど、今売っているそのレベルのモニタは値段が高い。
先述の通り私の作業環境(モニタとの距離)であればWQHDで十分である。
というわけで、このモニタが良さげだった。
画面比率は21:9となっている。
さらに画面が湾曲しているので、端の方でも見やすいはずだ。
少なくとも、平面のモニタよりは見やすい。
実際、今の16:9の通常の32インチモニタでも、若干端の方が見づらい状態である。
湾曲していないと、せっかくワイドにしても端の方が見にくくて使いづらさを感じることは明らかだった。
平面ならもっと安いモニタもあるのだけれど、絶対に湾曲を買わなかったことを後悔する確信があったので、迷いはなかった。
それと、ポート周りが充実している。
Type-Cだけでモニタと繋ぎつつ、モニタに繋いだUSB機器もまとめて接続できるのは最近では当たり前として、さらにKVM機能まで搭載されているのだ。
KVMについては以前にKVMスイッチを紹介した際の記事を参照。
結局使わなくなったのだけれどね……
今まではデスクトップPCだけ別でタッチパッド付きキーボードを用意していたけれど、KVMで切り替えられるなら、いよいよそれも不要になる。
ノートPCでもデスクトップPCでも、同じキーボードとマウスを使い回せるのだ。
LANポートまでついているし、これさえあれば自宅での作業時はUSBハブやドッキングステーションなんて不要である。
というわけで、今まで使っていた4Kモニタが押入れ行きになる&それより低画質なWQHDに買い替えという迷いは多かったものの、作業環境が快適になることが確実だったので、買ってしまった。
後悔はしないものと思われるが、果たしてどうだろうか。
4Kモニタは会社で使おうかしら……