賭け事じゃない。
「株をやる」という人は、きっとどこかで株を賭け事のように捉えているのだろう。
株は買ったり売ったりするものだ。
やるやらないではない。
少なくとも私はそういう考えで株を買っている。
ただの買い物
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欲しい服があったら買う
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欲しいガジェットがあったら買う
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欲しい株があったら買う
当たり前の話である。
配当が良いから、株主優待が魅力的だから、その企業が好きだから、その株が欲しい。
だから買う。
ただの買い物である。
欲しくなったから買うのだ。
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いらなくなった服があったら売る
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いらなくなったガジェットがあったら売る
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いらなくなった株があったら売る
物だと中古品買い取り店に持って行くか、ヤフオクやフリマアプリで自分で売らないといけないし、物によって買い取ってもらえるかどうかもわからない。
しかし株は売りたくなったらすぐに売れる。
ほぼ確実に売れる。
買ったものの値段が変わるのは当たり前
売れると言っても、損をするかもしれないでしょう?
なんていう人がいたら、まだ株を賭け事のように捉えている証拠だ。
何かを買って、それを買ったときの値段より高く売れることの方が珍しい。
買った服が元値より高く売れることがあるだろうか?
プレミアが付いていたり、貴重な品だったら高く売れるかもしれない。
しかし多くが買値より高く売れることは希であろう。
買った株の株価が上がる可能性と比べれば、どっちもどっちだと思う。
(私は株価が上がる確率の方が高いと感じているが、服の市場性や価値に詳しくないので明言はしない)
こっちは利益を出そうとか考えず、ただ欲しいと思った株を買っているだけなのだから、ちょっと株価が下がったところで、もとから売る気なんて無いんだから気にならないのだ。
賭けの株もある
さんざん偉そうに述べてきたが、これは私が株を買う動機が配当や優待にあって、基本的に株は買い増し、銘柄を手放すことを滅多にしないタイプの人間だからかもしれない。
デイトレードのように、あるいはあそこまで短期間ではないにしろ、最初から売って利益を出すことを目的に株を買っている人は、賭けの感覚で買っていると思う。
しかし、私のように平日は仕事をしていて、その片手間で株を買うような人はいたにずっと張り付いていられないので、そんな売買は難しいのだ。
だから長期保有、できるだけ手放さずに配当などで利益を得る買い方をする。
今回私が「賭け」ではなく「買い物」と言いたかったのは、そういう株の買い方である。
終わりに
これは、明らかに株のことをよく知らない会社の同僚から「株やってるんでしょ?」と言われたときに感じた憤りを文字にした記事である。
もちろん、言ってきた相手には何の反論もせず「買ってるよ」とだけ答えておいた。
「やってる」と「買ってる」の違いをその人が理解したかどうかは不明だが、きっと理解していないのではないかと思う。
この感覚は、実際に株の売買をしてみないとわからないと思う。
だから私は強く反論するような真似はしないのだが、そうじゃないことを発信したくなったのだ。
こういう自分の思ったことを長々と書ける場所があって良かったな、と思う。
(読む人がいるかどうかは別にして……)