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【そこまでの性能が必要?】ダウングレードの美学

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技術は進歩して、便利なアイテムが数々生み出されている。
それを取り入れることで生活はどんどん豊かになる……、はずなのだが。
確かに便利な機能がたくさん付いた製品は数多く存在するが、それらの機能が全て必要なのかと問われると微妙だ。
初めは不便を解消したかっただけのはずが、どんどん進化する技術を前に、上ばかり見るようになってしまう。
一度立ち止まって探してみると、最新ではないところに自分にとって丁度いいものがあったりする。
つまり、ダウングレードだ。
 

スタンディングデスク→作業台

意気揚々とスタンディングデスクを購入したのだが、高さを自由に変えられるものを購入したのが失敗だった。
立って作業していると足が疲れて、結局高さを下げて座って作業してしまう。
つまり、普通のデスクと変わらない使い方になってしまった。
高さを自由に調整できるという、一見するとあって損しない便利な機能が裏目に出た結果である。
今はメタルラックで作業台を作成している。
高さは変えられないので、作業するときは強制的にスタンディングだ。

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ちなみに、スタンディングデスクはIKEAで購入したものだったので、IKEAでリサイクルしてもらえた。

普通に処分するとなると、組み立て家具はなかなか買い取ってもらえないので、粗大ゴミとして有料回収してもらわなければいけないところを、引き取ってもらえた上に、IKEAでしか使えないとはいえギフトカードとして換金してもらえたので助かった。
というわけで、机はラックの天板を作業台にすることで不要となった。

バスケットスツール→正座椅子

スタンディングデスクを導入したことで、ちゃんとした椅子は手放した。
代わりに使っていたのがバスケットスツール。
その名の通り、収納のバスケットと椅子のスツールが一つになった製品。
座面は固いプラスチック製のため、座布団でも敷かない限りは、お世辞にも座り心地が良いとは言えない代物だ。
しかし、その座り心地の悪さが、逆にスタンディングデスクに体を向かわせる原動力になると考えて、ずっと使っていた。

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しかし、もっと省スペースで腰に良い椅子はないかと模索している中で正座の可能性に気づいた。

そして購入したのが正座椅子。
骨盤の位置が安定して、姿勢が悪くならないというメリットを持ちつつ、バスケットスツールと同様、長時間座っているのがしんどいという条件も満たしている。
なので、今は床に正座するのが座るスタイルだ。

ロボット掃除機→ハンディクリーナー→モップ

最近のロボット掃除機はそうでもないのかもしれないが、それでも定期的にメンテナンスが必要になるだろう。
ブラシに絡まった髪の毛などを取ったり、タイヤの汚れを拭き取ったり。
普段の掃除ならロボット掃除機は自動的にしてくれて便利だが、いざそういったメンテナンスをしようと思ったら、掃除機なんかよりずっと手間のかかる印象だ。
実際そうだったので、ロボット掃除機をやめてハンディクリーナーに切り替えた。
しかし、ハンディクリーナーもダストボックスとフィルターの掃除をしなければならない。
フィルターはしっかり洗わないと吸引力が落ちるし、洗ったら洗ったで乾くまで使えない。
そうやって手入れをサボっているうちに、いよいよ面倒になって、更にダウングレード。
モップにした。
モップ部分を洗えばそれだけで手入れは済むし、モップも2枚付属しているので、洗っても交換できる。
また、掃除機と違って音も出ないので、時間を気にせず掃除ができる。
普段はなかなかできない水拭きが気軽にできるのも魅力だ。
というわけで、ロボット掃除機ユーザーだった私は、ハンディクリーナーを経てモップにまでダウングレードした。

終わりに

自分が一番使いやすいと感じるものが、いつでも最新のものとは限らない。
スマホのような電子機器に触れていると、特に「最新の製品が最も使い勝手が良くて多機能」だという考えに支配されがちだ。
意外とアナログなアイテムも良いものである。
アナログと言っても、人類の歴史は長く、そこには数々の知恵が練り込まれているものだ。
いろいろな椅子ができても、結局正座するのが最も骨盤の位置が安定するのと同じである。
姿勢だけの話なら正座で完結しているのだ。
(足への負担が大きく、しびれたりもするので椅子の需要は変わらないが)
 
身の回りのものを本当に便利に使っているか見直してみて、場合によってはダウングレードしてみると、思わぬ発見があるかもしれない。