先日購入したテンキーに関する話である。
しかし断っておくけれど、特定のテンキーを批判しようという趣旨の記事ではない。
現状、テンキーを買って後悔しているが、それは製品の問題だけではなく、私の購入時の考えが足りなかったという点が大きい。
だからこの記事は「テンキーを買うときはこういうところも考えて買った方がいいよ」という注意喚起、あるいは自分への戒めということだ。
さて、購入したテンキーはエレコムのエクセル用テンキーである。
そんなに新しい製品ではない。
今時珍しい有線接続だが、それはそれで安定感があるし充電や電池交換も不要。
さらにUSBハブとしての機能も備えている(しかも2ポート)ので、そこにワイヤレスのマウスとキーボードのレシーバを繋げば、このテンキーのケーブルをPCに繋ぐだけでまとめて接続できる。
丸括弧「()」やイコール「=」のキーもついており、作業の効率化が図れそうな気配を感じたのだ。
しかしそのキーがまず第一の問題となった。
見ての通り縦長なテンキーとなっている。
しかもその頂点が先述のUSBハブとなっているので、そこに何か繋ぐことも考えると、置き場所にそこそこの奥行きが必要になる。
しかし私の作業環境(会社)はメインモニタの下に小型モニタを置いていて、その小型モニタはデスクに直置きしているから、そのモニタとの兼ね合いでテンキーがかなり手前になってしまう。
つまり邪魔になる。
その上、横に置いているキーボードと位置が合わない。
それから厚みも合わない。
今時ではないのでそれなりに厚みがあるテンキー。
一方で、その隣に並んでいるキーボードはかなりの薄型(今時)のものだ。
よって、高さに差が出る。
それでも使っていれば慣れるのかもしれないけれど、やはり奥行きの問題で位置がズレるのとデスクのスペースが減るのは問題だ。
それと、上部に3つのショートカットキーがついている。
Excel、電卓、ブラウザだ。
電卓はあまり使わないからいいとして、他の2つである。
例えば、Excelを押したら、Excelが起動される。
もちろん、Excelを開いてなければ起動してくれて構わない。
しかし、Excelをすでに開いていても、キーを押すと新規ブックを起動するのだ。
欲しいのは「すでにExcelが開いていたらZオーダーが一番上のExcelを前面にする」機能である。
この辺りはちゃんと下調べせずに勝手に「そういう機能だろう」と思い込んでしまった私の失敗である。
ちなみにブラウザも同様。
まあ、アプリならともかくテンキーの機能としてそこまで求める方が間違っていた。
まとめると——
- 設置場所に適したサイズかどうか
- 搭載されている機能は本当に求めているものと合致しているか
これらをもっとよく考えて買うべきだった、ということである。
裏を返せば、そこが目的に対して支障がない、あるいは合致しているのであれば、普通に良いテンキーだということ。