晩御飯が鬼門である。
朝は出勤というタイムリミットがあるから食べ過ぎることはない。
１度ご飯を炊いてそれを食べ終わる頃には、もう一度ご飯を炊くような時間は残されていないからだ。
というような話は今までに何度かしてきた。
しかしこれが晩御飯になるとタイムリミットがないのである。
寝る間を惜しんで食べる。
睡眠時間を削ることを代償に、好きなだけ食べれてしまうのだ。
というのをどうにかするためにホームロッカーに食料を入れて鍵をかけているのだが……
１食分をホームロッカーから出した後に、すぐ鍵を閉めてその鍵をタイムロッキングコンテナに入れる。
それさえ守ることができれば暴食してしまうことは無いのである。
しかし、この「すぐ鍵を閉めて鍵をコンテナに入れてロック」というのが夜となると難しいのだ。
夜に激しくなる空腹感に負けて、鍵をかけないまま寝る間を惜しんで何度もご飯を炊いて食べてしまう。
（何度も、と言いつつも２、３度が限度だけれど）
結果、睡眠不足、ただでさえ睡眠時間が削られるのに、食べ過ぎにより睡眠の質も下がる。
これはよろしく無いので対策を考えないといけない。
そこで注目したのは、朝はちゃんと１食分を用意して鍵をロックできているという事実だ。
だったら夜の分も朝のうちに準備して、ロッカーは翌朝まで丸1日ロックすればいいのでは？
というアイデアである。
早速実践してみた。
方法は簡単で、私の食事は朝も夜も米である。
米を朝と夜に１合ずつ食べる。
だから朝、1合の米を炊飯器に入れて、それとは別に夜の1合も別の容器に出しておくというわけだ。
ちょうど保温マグが余っていたのでそれを使った。
米を夜まで置いておくなら被せるだけの蓋で十分である。
むしろ開けるのに手間がかかるパッキン蓋なんかよりずっと手軽だ。
これなら夜にも食べ過ぎることがなく、それでいて1合だけは食べれるので断食していた頃のように食欲が爆発して買い食いに走ることもないだろう、という算段だ。
すでに何日か実践しているが、なかなか効果的である。
少なくとも今までよりは夜の暴食を抑えることができている。
帰宅したら朝用意しておいた米を炊飯器に入れて炊飯スタート。
運動着に着替えてジムで30分ほど運動。
帰宅したら20分ほどでシャワーを済ませる。
そうしたらご飯が炊けて、程よく蒸らし時間も確保できているのですぐに食事ができる。
この流れがなかなか無駄がなくてよろしい。
というわけで、夜に誘惑に負けてすぐに食料ロッカーをロックできない問題は、朝のうちに準備して翌朝までロックするという手法で解決されたのだった。
