ビルドンブング

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メモは脳の外部メモリと考える

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すっかりメモ帳を手放せない体になってしまった。
会社に行く際、スマホは家に忘れてきてもそのまま諦めるのに、メモ帳を忘れたら取りに戻るくらいだ。
そもそも可能なら会社にスマホを持って行かない方が作業は捗る。
しかしメモ帳を忘れると、何かを思いついた時、それをメモせず頭で覚えておこうとして余計な脳内メモリを使ってしまって、効率が下がりかねない。
まあそれは若干こじつけ気味で、別に会社の適当なコピー用紙にメモしてそれを持って帰ればいいのだけれど。
さて、「保存するメモ帳」を常に携帯するようになって何年だろうか。
これは購入時の記事だが、約2年前となっている。
ということは2年以上、ほぼ毎日メモ帳を持ち歩いて、何かあるごとにメモしていたわけだ。
これだけメモ歴が長くなると、メモに対する考え方も変わってくる。
思い出してみれば、最初に「保存するメモ帳」を携帯し始めた時はメモすることなんてほとんどなく、1日に2つか3つ何か書くくらいだった。
今はとにかくなんでもメモするから、調子のいい時は1日でA5用紙1枚を消費する。
ちなみに「保存するメモ帳」にA4用紙ではなくA5用紙を使っている理由はこちら。

www.bildon-yuma.com

 

どうしてそんなにメモの量が増えたかというと、メモに対する考え方が変わったからだ。
最初、メモというと学校の授業でとるノートのイメージに近かった。
黒板に書かれた内容をノートに書き写す。
外からの情報を後から見返せるようにメモにとる。
そんな考え方だと、メモ帳に書き込むことが特にないのは当然だろう。
だって授業を受けたりしないのだから。
日常生活でメモするような情報を受け取ることはほとんどない。
でば、今の私がどのようなことをメモしているかというと、自分の中から出てきた情報だ。
わかりやすい例だと、アイデアを書き留めるとか。
そうじゃなくても「そんなのメモしなくていいだろう」というようなこともメモする。
例えば「干してる折り畳み傘をバッグにしまう」とか、そういった後からやらないといけないようなタスクもメモする。
実際、そんなメモをしなくてもバッグを持った際の軽さで「あ、折り畳み傘干したままだから入れないとな」と気づけるので、メモしなくても支障はない。
しかし、もしもメモしないと「折り畳み傘をしまう」というタスクを完了するまで、時たまふと「あ、折り畳み傘しまわないと」というのが脳内にふっと湧くのだ。
それ自体は大したノイズではないけれど、日常生活のそういったあれこれが次から次へと頭の中に浮かんでは消える。
スマホで言うとバックグラウンドで稼働しているアプリのようなものだ。
別に支障はないのだけれど、若干メインで使っているアプリのパフォーマンスが落ちたり、バッテリーの消費が早まる。
頭の中でも同じようなことが起きていると考えよう。
するとメモはスマホやPCで言うところのキャッシュの開放に近いかもしれない。
メモに取り留めのない考えを吐き出しておくことで、頭に「それはもうメモしたから考えなくていいよ」と思わせられるのだ。
すると、PC的に言うと目の前の作業に使えるCPUの割合が増えるというわけである。
これこそがメモを常に持ち歩くことで得られる最大のメリットではないかと思う。
メモは脳の外部メモリだ。
脳内にある小さなデータをメモという外部メモリに保存して、脳の空きメモリを増やすイメージ。
そのイメージが掴めると、自然にメモの量も増えるだろうし、脳のパフォーマンスが上がる理由もなんとなく理解できないだろうか。