寝る時はどんな状態だろうか。
ベッドサイドに時計を置いている?
睡眠トラッキングのためにスマートウォッチを腕に巻いている?
私はサイレントアラームで穏やかに目覚めるためにApple Watchを装着したまま眠っている。
しかし、先日ついうっかりApple Watchを充電したまま、付けずに眠ってしまったのだ。
だが、そこでふと思ったことがあったので、それから何日か、あえてApple Watchを付けずに眠ってみた。
そして、腕時計含め、時間を確認できない状態で寝ることで、今まで実は生じていた弊害を感じることができたのだ。
なので、私が感じた、時間が確認できる状態で寝ることによるデメリットを紹介する。
二度寝してしまう
別に二度寝が絶対に悪いことだとは思わないが、こんな経験はないだろうか。
アラームより前に自然に目が覚めて、気持ちとしてはこのまま布団から出てもいいくらいにスッキリしていたのだが、時計を見るとまだ起きる時間よりも早かったからそのまま二度寝した。
せっかくスッキリ起きることができたのに、この二度寝のせいで結局アラームに叩き起こされて、重たい体を引きずるように、渋々布団から出ることになるのだ。
自然に目が覚めるか、アラームに起こされるか、どちらの方がすがすがしか、考えて比べるまでもない。
時間がわからない状態だと、この「まだ時間あるから寝よう」という行為を避けられる。
目が覚めて、まだ眠いと思ったらすぐ寝ればいいし、起きれるなと思ったら起きればいいのだ。
アラームを簡単に止めてしまう
冒頭で述べたように、私はApple Watchを腕に巻いて、アラームを設定していた。
音ではなく振動で起こしてくれるので気に入っているのだが、腕を上げて画面をタップするだけで止めれてしまうので、結局その後のメインアラームで起きる場合がほとんどだ。
ちなみに、そのメインアラームは布団から出ないと止められない場所で鳴るので、確実に起きられる。
まあ、アラームを起きないと止められない場所で鳴らすのは、二度寝防止テクニックとして有名な話なので、これ自体は実践している人も多いのではないだろうか。
しかし、スマートウォッチに限らずアラームを簡単に止めてしまえるということは、こんな風に布団から出られる対策をしておかないと、寝坊する可能性が高いということだ。
眠れない時に焦ってしまう
デメリットは起きる時だけではない。
眠りにつくときも、時間が見れるせいで生じる問題がある。
布団に入ってから何分経ったか、何時間経ったかがわかってしまうことだ。
なかなか眠りにつけず、時計を見ながら「もう〇〇分も経ってる、早く寝ないと……」と焦った経験はないだろうか。
その焦りは、具体的に何分経ったかわかってしまうから生じる焦りではないだろうか。
実際問題、どれだけの時間眠れなかったとしても、その時間がわからなければ気持ちを誤魔化すことができる。
「何だか眠れないけど、気持ちが焦って長く感じてるだけで、実際はそんなに時間は経ってないはず」と楽観的に考えることができる。
まあ、それでも体感でわかるほどに眠れないなら、一度起きて眠くなるまで別のことをしていた方が良いとは思うが。
終わりに
というわけで、時間が確認できる状態で寝ることによる弊害を思いついたのでまとめてみたが、いかがだっただろうか。
最近の私は、起きる時間だけを固定して、寝る時間に自由度を持たせている。
しかし、こうして時計から離れて寝ることで、起きる時間にも自由度が加わった。
絶対に起きないといけない時間にアラームが鳴るのはいいとして、それより先に目が覚めた際、自然に起きれるようになったのだ。
自然な入眠と起床に近づけたようで気分がいい。
この記事の下書きだって、アラームが鳴るより2時間以上前に自然に目が覚めたので、それで思いついてそのまま早朝に書いているのだ。
それだけで、朝を有意義に支えているというものだ。