当ブログでは「断食」という言葉を意識的に使っていたのだが、今回はあえて「ファスティング」と表する。
何故なら、食べるからだ。
たまに食事を抜いたりしながら食欲との付き合い方を考えているのだが、どうやら固形物を食べるとさらに食べたくなるようだ。
少しだけと思って一口食べるのだが、そうするともっと食べたくなる。
食べる前の方が食欲がなかったと思えるほどだ。
以前に5日間の水だけ断食をした経験でも、断食開始の2、3日が最も苦しく、そこを超えれば食欲がなくなったのかというくらい楽になったものだ。
そうは言っても、水だけ断食を定期的に行うのは体に良くない。
しかし何かを食べるとそれが引き金になって食欲が爆発する。
そこで今回は、色々と試した結果、どうやら食しても食欲が増さない、ファスティング用の食べ物(飲み物)を紹介する。
プロテイン&青汁
長期的な断食でなく、ちょっとしたファスティングとしては1食をプロテインに置き換える「置き換えダイエット」と称されるものがある。
1食をプロテインに置き換えられるのなら、全ての食をプロテインに置き換えてもいいのでは、という考えだ。
メリットとしては、これから紹介する他の食材に比べて圧倒的にタンパク質が豊富なので、断食による筋肉の消費を抑えられること。
かといって、1日に何杯もガブガブと飲んでいては、ファスティングにならない。
水に溶かして飲めるという手軽さが、逆にファスティングを困難にするかもしれない。
一方、青汁は健康飲料だけあってとくに問題なく飲むことができる。
別にプロテイン単体でも青汁オンリーでも構わない。
ただ、私が飲んでいるプロテインが安い代わりに美味しくないので、青汁を混ぜてごまかしているだけだ。
ちなみに、青汁だけならふるさと納税で手に入るので、コスト面ではかなりオススメできる。
トマト缶
トマトが野菜ではなく果物に分類されるのは有名なうんちくだ。
ファスティングとセットでよく取り上げられているのが、スムージーである。
そしてスムージーの材料になるのが果物。
また、果物の取り過ぎは糖分過多になるので良くないという指摘もある。
となると、果物でありつつ野菜の地位にあるトマトが万能に思えないだろうか。
そして果物の缶詰はシロップ漬けにされていて健康とはほど遠そうなのに対して、トマト缶はトマトとトマトジュースが材料となっている。
フルーツ缶よりずっと健康的に感じるだろう。
トマト缶をそのまま食べることに違和感を覚えるかもしれないが、一度やってみたらそんな違和感はすぐに消え去る。
ただただトマトの味だ。
無味でなければ不味くもない、トマトの味をじっくりと感じることができて私は好きだ。
まあ、缶詰らしく賞味期限が数年あるので、ファスティングに使うかどうかは別にして、ストックしておいて困るものでもないだろう。
料理にも使いやすいし。
塩
塩水を飲む。
水も塩も0kcalだ。
ただし、塩は食塩でなく天然塩を選ぶように心がけたい。
以前に食塩と天然塩の比較を記事にしたが、天然塩にはミネラルも含まれているため、塩分の排出を促進してくれる。
極論、食塩だと体の中に塩分が溜まってしまうのだ。
せっかくデトックス効果を見込めるファスティングをしていても、余分なものが体に溜まったのではもったいないだろう。
ただし、塩水を飲むだけとなると、それはファスティングではなく断食だ。
かなり過酷になること請け合いだが、その分効果は覿面だろう。
断食による効果を早く得たいなら、やってみる価値はある。
終わりに
この記事を書いていて思ったのだが、トマト缶を食べつつ青汁を飲めば、簡易的なスムージーを飲んだのに等しくなるのではないだろうか。
トマト缶を食べた後の缶の内側に残っているトマトがもったいないと思っていたのだが、それを水で溶いて、その水で青汁をシェイクして飲めば無駄がない。
400gのトマト缶が約80kcal、粉末青汁が1杯(3g)で約3kcalなので、合わせても100kcalを下回る。
今後はこれを試してみようと思う。
他にファスティング中に食べても食欲を刺激されない食材があったら知りたいので、これからも探求していく。