知り合いに話しても「それは良くないと思う」と一蹴される習慣がある。
足を縛って寝ることだ。
足縛り健康法などと称されて一部では熱狂的な信者もいるようだ。
まあ、私も気づけば信者なのだが……。
1年ほど前に、足を縛って寝ることについては記事にした。
1年も続けていれば気づきもあれば変化もある。
縛らずには寝られない
ちょっと試しにやってみただけのつもりが、もう足を縛らずに寝ることはできない。
うっかり縛るのを忘れても、すぐに違和感を感じて足が気持ち悪くなる。
その気持ち悪さが精神的なものか、足を縛ることによる健康効果に慣れてしまったから感じるようになった違和感なのかは定かではないが、とにかくもう足を縛らずに寝ることはない。
実家に帰省したときには、わざわざ足を縛る用意なんて持って行かないので普通に解放して寝るのだが、やはり縛って寝た方が気持ちいい。
ちなみに、足を縛るのに特別な道具はいらない。
よく推奨されているのはネクタイだが、私は長袖シャツの袖で縛っている。
2箇所にパワーアップ
冒頭でも述べたように1年ほど続けている足縛りだが、半年ほど前に強化した。
それまでは膝上の1箇所のみを縛っていたのだが、今はシャツを2枚使って膝の上下2箇所を縛っている。
縛る手間は2倍になるものの、その手間をかける価値はある。
だからこそ続いているのだ。
1箇所より2箇所の方が、両脚がピタッとくっつく。
ペンを1箇所で縛った状態を想像すればわかりやすい。
縛った場所を支点にして開くことができる。
しかし2箇所を縛ると、支点になる場所がなくなるので、ペンはピタッとくっついたままになる。
足も同じだ。
左右の足がピタッとくっついた状態で仰向けになると、それだけで気持ちいいので、試してみて欲しい。
どうせ寝袋
足を縛って寝ることの是非について話すと「いざというとき、すぐに動けない」と反論する声がある。
それはもちろんそうだ。
しかし、そもそも私は寝袋で寝ている。
寝袋に入っている時点で、布団のようにガバッとめくって起き上がることはできない。
だから動きにくさなんて問題にならないのだ。
それに縄で縛っているわけではなく、ある程度の伸縮性があるシャツで縛っているのだ。
いくらきつく縛ったつもりでも、姿勢によっては多少の遊びもある。
急いで布団から出なければいけないくらいの緊急事態なら、火事場の馬鹿力でどうにでもなるだろう。
その気になれば縛ったままでも立ち上がることはできる。
実際、縛って横になってからApple Watchをけ付忘れていたり、遠くにあるエアコンのリモコンを操作したくなったときに、縛ったまま動ている。
終わりに
とまあ、足を縛らずには寝られないと言っても過言ではない体になってしまった。
気持ちいいので何も悪いことはない。
ただ、当初期待していたことの一つである「O脚改善」の効果は感じられていない。
もしかしたら少しずつ矯正されていて気づいてないだけかもしれない。
心なしか、まっすぐ立ったとき左右の膝の距離が縮まったような気がしないでもないが、そんなハッキリしない表現しかできないほどの変化だ。
脚を縛って寝たことと結びつけられる根拠は残念ながらない。
なのでO脚改善のために脚を縛って寝てみようという人には自信を持ってオススメしかねる。
しかし、寝るときにどうも脚が怠かったりムズムズしたりで寝付けないという方には、是非とも一度試して欲しい。