iCleverのテンキー付きキーボードを購入した。
その理由は後日詳しくということで、まずはざっくりその外観を含めた
何せiCleverという、モバイルキーボードを探したことがあるならお目にかかったことはあるだろうメーカーとはいえ、そこまで知名度があるわけではないメーカーである。
果たしていかほどのものか、その特徴を紹介しよう。
Home・End・PgUp・PgDn搭載
テンキー付きのスリムキーボードにおいて、オミットされがちなのがこれらのキーである。
Insertキーなんかは使い所がないので無くなっても構わないし、PrintScreenキーも、Windows10になってからは[Start]+[Shift]+[S]でのキャプチャの方が便利なので今では使わない。
やはりHome・End・PgUp・PgDnが抜群によく使う。
だが、ほとんどのテンキー付きスリムキーボードがこれらのキーを省いてしまう。
一応、Fnキーを押しながらのカーソルキーでこれらのキーを入力できるが、単体のキーとしてある方が気軽に使えて嬉しい。
「GKJ22」はテンキーの上部にこの4つのキーがちゃんと独立して存在している。
この4つのキーの存在が個人的には1番の魅力ではないかと思っている。
表面に電源スイッチ
「GKJ22」は電池ではなく充電式なのだが、充電式の欠点は、バッテリー切れから再使用まで充電時間がかかることだ。
電池式だと、切れても電池を換えればすぐに使えるようになる。
だがバッテリーだとそうもいかないので、使用後は電源を切りたいところだ。
電源をつけたまま作業を終えて、翌日になったらバッテリーが切れていた、なんて事態になると困るからだ。
ここで、他のキーボードだと電源スイッチがキーボードの側面についていて、指先の感覚だけでスイッチを操作することになる場合が多い。
対する「GKJ22」は見ての通り、表面にスイッチがあり、緑色と赤色で見てすぐに電源の入切がわかる。
これなら電源の切り忘れもないし、指先でスイッチを探さなくても、すぐにパチっと切り替えられる。
形が良い
この側面から見た形がすごく好みだ。
上と下だけで支えているので、キーボードとしての耐久性に不安を感じる形ではあるが、アルミ合金製なので、よほどすごい強さでキーを叩かない限りは大丈夫だと思っている。
それに、この浮いているところに指を入れるようにすると、すぐにキーボードを持ち上げられる。
パンタグラフ式のキーボードは机にベタッと前面を置くタイプも珍しくなく、そういったキーボードを持ち上げよう、移動させようと思ったら指で掴むようにしなければならず、少し力がいるのだ。
しかし「GKJ22」なら浮いているのでそこに指を引っ掛ければ簡単だ。
充電端子を横にあるのも、充電時のケーブルが邪魔にならず、充電しながらの使用がしやすくなっている。
(キーボードより右側からケーブルを引っ張ってこれるという前提はあるが)
ただ、その充電端子がmicroUSBなのは最先端ではないので残念だ。
まあ、持ち歩くようなキーボードではないので「持ち歩くケーブルをtype-Cだけにしたい!」というような欲求を阻害することはない.
どうしてもケーブルをtype-Cで統一したいなら、変換アダプタを使えばいいだけのことだ。
とりわけ、欠点として挙げるほどのことではないと思っている。
終わりに
便利なキーボードではあるのだが、接続方式がUSBレシーバーであることは用途によっては欠点かもしれない。
私はセキュリティでBluetoothが使えない会社で使うために購入したので、むしろこれは嬉しいのだが。
時代的にはBluetoothでマルチペアリングの方が便利なのに、という意見も多いだろう。
iCleverからはマルチペアリングキーボードも売られているが、それらは完全なフルサイズキーボードであり「GKJ22」のようなテンキー付きスリムタイプでBluetooth接続のものはない。
せっかくなのでこの「GKJ22」をBluetooth接続かつ充電端子をtype-Cにすれば割と需要はあるように思えるのだが。
USB接続で構わない、1台と接続できれば十分、というなら「」はオススメできるかもしれない。
なぜ断定できないかというと、それはまだ買ったばかりで耐久性がわからないからだ。
いくらキー配置が良くて見た目が綺麗でも、キーボードとして使い続けられなければ意味がないのだから……
それはおいおい、使っていく中でわかることだろう。