こうして毎日ブログを更新して4年目に突入しているわけだが、ブログを書く側の立場になって思うようになったことがある。
他の人のブログでたまに「〇〇文字超え!」みたいな記事の文字数をアピールに使っているのを見ると、ついつい訝しんでしまう。
書く側(偉そう?)から言わせてもらうと、文字数なんていくらでも増やせる。
このブログは
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毎日更新
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1記事1,000文字以上
を厳守として続けているが、もともと1記事の文字数は、ブログを始めた当時、Google AdSenseの審査に通るために決めただけだ。
確かネットでザクっと審査に受かる方法を調べてみたら、コンテンツの充実のために1記事1,000文字以上書いた方がいいとかいうブログを見たから、それに従っただけだ。
審査に通った今となっては「別に1,000文字じゃなくてもいいかな」と思ってはいるが、そのルールを廃止してしまうと「Twitterに投稿しろ」と言いたくなるような記事が量産されてしまう危険性があるので、それなりにコンテンツがある(ように見える)ブログを維持するように、未だに1記事1,000文字以上は守っている。
たまにどうしても日付が変わる前に投稿できそうになくて800文字くらいで投げてしまうこともあるが、それはイレギュラーとして個人的に許容しているわけではない。
さて、こうして毎日毎日1,000文字以上の記事を書いていると、いくらでも内容を嵩増しして文字数を増やす術を身につける。
当ブログの「雑念カテゴリ」を見れば、なんとなく理解できるだろう。
残業に文句言いたいのを、周りくどくそれっぽい理論めいた文章にしてみたり——
「イヤホンしてなかったおかげで蛇口の締め忘れに気づけた」というだけのことを1つの教訓めいた記事に仕立て上げたり——
といった具合に、自分がこんな風になってしまったから、他の人が「1万文字超え!」とアピールしていても、果たしてその1万文字に一才の無駄なく、要点のみを的確に伝える記事なのかどうかと疑ってしまうのだ。
というか、もしもちゃんと伝えたいことがあるなら、むしろ文字数はできる限り減らそうとするはずだ。
わかりやすいパワーポイントは文字が少ないのと同じである。
文字の多さはイコール情報の多さだ。
無駄な情報が入れば、それだけ本質的な情報が隠れてしまう。
何か目的があってネット検索していて、その目的を達成できそうなブログを見つけて開いてみたらダラダラと文字が続いていて、結局ダーッとスクロールさせて求めていることが書いていそうな部分だけ読む、みたいな経験はあるだろう。
そんな記事を作っておいて「〇〇文字超え!」なんて威張られてもねえ……
しかしこのブログがそうなっていないとは言い切れないのもまた、事実である。