ビルドンブング

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遅刻しそうでも走れない大人になったと思ったら子供の頃からそんな感じだった

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たまに家を出るのが遅くなって、会社に遅刻しそうになる。
しかし徒歩通勤なので、電車を乗り過ごすとかはなく、歩く速さで調整が利く。

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とはいえ「遅刻するかも」と考えながら早足で歩くのはあまり気分がよろしくない。
ところで、私はバチバチに化粧をしておいて走って駅に向かっている女性を見るのが好きではない。
すっぴん&髪ぼさぼさで走っている方がずっと好印象だ。
もちろん、ちゃんと身だしなみを整えて、余裕を持って歩いている女性がベストなのは言うまでもないが。
男は化粧をしないが、逆に女性の立場になって想像してみれば、急いでいる男に物申したいこともあるだろう。
「化粧しなくていいくせに何を遅刻しそうになってんだバカ」、「こちとら化粧に30分も使ってるんだから、お前らは私より30分先に家を出てないとおかしいだろ」くらいのことは思われているかもしれない。
という思い込みかもしれない勝手な女性像が理由で、私は通勤で急ぎたくないし、急いでいても走ることはせず、ちょっと早歩きをするだけに留めている。
だから忘れ物を取りに戻って時間をロスして遅刻するかもしれないギリギリの時間になったとしても走らないから、不安を抱えながら懸命に足を早く動かすことになる。
矮小なプライドである。
「あの人、急いでるくせに意地張って走らずに早歩きしてる、ぷぷぷっ」とむしろ浅ましい姿に見られて笑われている可能性だってあるのだが……
ちなみに青信号が点滅していたら走る。
これは端から見ても遅刻しそうで走っているようには見えないと思っているからだ。
青信号の点滅で走る人は、ただ赤信号で待つのが嫌いな人としか見られない……、はず。
このことからも分かるように、私が走らないのは走ると疲れるからとか、運動靴で鼻からとか、そういう理由ではないのだ。
見ず知らずの通行人からどう思われるかを気にして、走れないのである。
走れば遅刻するかどうか心配しながら早歩きせずに済むんだから走れば良いだろう。
そう思う人の方が多いと思う。
だが待って欲しい。
私は遅刻したことがない。
走りはしないが、早歩きでちゃんと遅刻せずに出社できているのだ。
歩き慣れた道である。
会社まで後どれくらいの距離があって、始業時間まであと何分だから――と脳内でちゃんと計算していると窺える。
意識としては時計をちらちら見ながら早歩きをしているだけだが、きっと人間の高度な脳みそが見た時刻と推定距離から逆算して、自動的に歩く速度を調節しているとしか思えない。
このあたり、子供の頃から何も変わっていないように感じられる。
ピアニカを背負った方が楽なのにそれをせず、律儀に手に持って帰っていた子供時代と……

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やっていることは同じではないだろうか。
ピアニカを背負った方が楽なのにそれをせず、しかしちゃんと持って帰ることはする。
遅刻しそうなのに走らずに、しかしちゃんと遅刻せず出社はできる。
この相似に気づけただけでも、このブログをやっていた価値があるとは思わないだろうか。
いや、そこまでの価値じゃないか……。
まあ、こうして思い出して記事として文章化していないと気づけないことではあった。