子供に「何が食べたい?」と聞いても「何でもいい」と返ってきて夕食のメニューに悩む、というのはよく聞く話だ。
実際、私も実家で暮らしていた頃は「何でもいい」と答えて母を困らせていたものである。
今にして思えば、ずいぶん勿体無いことをしていた。
せっかく食べたい物を食べられるかもしれないチャンスだったのに。
一人暮らしをしていると、食べたいものを食べようと思ったら、次のどちらかの手段しかない。
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高いお金を出して外食する
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手間をかけて自分で作る
しかしミニマリストを目指している私は電気圧力鍋しか調理器具を持っていないし、冷蔵庫がないので食材の保存もできない。
かと言って、節約しているので外食はしたくない。
というわけで非常に粗末な食生活をしている。
それゆえに、月に一度実家に帰った時、母からの「何が食べたい?」という問いに、喜んで食べたいものを答える。
もちろん立場はわきまえる必要がある。
「何が食べたい」と聞かれたからと言って、高級食材や手間のかかる料理をリクエストするのはお門違いだ。
あくまでも作ってもらう側であり「これが食べたいです」とお願いする立場であることは常に理解しておかねばなるまい。
その上で、食事のリクエストを聞いてもらえるチャンスを最大限に活かすにはどうすればいいのか。
リクエスト条件
作ってもらう以上、あまり難しいお願いはできない。
かといって、良いものを食べるチャンスを活かしたい。
となると、次の3つをクリアしている食材が好ましいだろう。
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栄養がある
リクエストできるからといって、欲望のままに食べたいものを食べては、結果的に損をする。
健全な体は健全な食事から。
できるだけ純粋なものを食べたい。 -
手間がかからない
作ってもらう以上、余計な手間をかけさせるのは悪い。
調理は時間がかからず簡単にできる方法を。
最もいいのは、生のままでも食べられるもの。
次点でレンジや鍋に入れるだけでできるもの。 -
気軽に買える
食材はスーパーでいつでも売っているものを。
また、値段もできるだけ安いものにしてあげたい。
要するに、すぐに用意できるものだ。
オススメ食材
では、上記の条件に該当するオススメの食材を紹介しよう。
もちろん、私の個人的な見解や好みも含んだ一例である。
自分の好みや生活に合った食材を考えてみて欲しい。
例えば、ハードな筋トレをしている人であれば、もっとタンパク質が必要だろう。
トマト
トマトにしか含まれないリコピンが魅力的だ。
せっかくリクエストするのなら缶詰よりも生のトマトにしてもらいたいものである。
できればプチトマトが望ましい。
普通のトマトより栄養が凝縮されているらしい。
その分普通のトマトより割高かもしれないが、洗ってそのまま食べられる。
一口で食べられるのでカットする手間もかからない。
レタスや豆腐と合わせてサラダを用意してもらえると食卓が華やかになるし、野菜の栄養をまとめて摂ることができる。
さつまいも
レンジでチンするだけで甘くてホクホクに。
少し手を加えて大学芋にしても美味しい。
他の芋類と比較しても栄養価が高いのも嬉しい。
便秘解消効果が有名だ。
牡蠣
少し高級感のある食材ではあるが、無茶な値段ではない。
許されるなら積極的にリクエストしたいところ。
意識しないと摂取しにくい亜鉛が含まれている。
牡蠣と刻みネギを入れるだけで美味しい味噌汁ができる。
りんご
おかずを少なめにしてデザートを用意してもらえると理想的だ。
年中安定して買えるりんごをの名前を挙げたが、フルーツであれば何でもいい。
時期に合わせて旬の果物を食べると、自然と調和がとれる。
私は果物を食べている時が1番幸せを感じる。
まとめ
食べたいものを聞かれて「何でもいい」と答えて困らせるくらいなら、遠慮なく食べたいものを言ってみた方がいいだろう。
それで本当に用意してくれれば儲けものだし、無理なら無理で仕方がない。
もしも用意してくれるのが申し訳ないと思ったとしても「何でもいい」と答えるのは避けたい。
ただ困らせるだけだからだ。
食べたいと思ってなくても、用意しやすい手軽な何かを答えた方が相手を悩ませずに済む。
私は母親しかリクエストの相手がいないが、手料理を振る舞ってくれる彼氏・彼女がいる方は、そちらでも活用してみて欲しい。
好意には甘えよう。
ただし、お願いを聞いてもらう立場であることは忘れないように。
しっかりと感謝していただこう。