学生の頃にもっとああしておけばよかった。
という後悔は多い。
しかし、当時の自分にとってはそれが最善だったのだ。
卒業して、就職して、一人暮らしをする中で少しずつ生活が洗練されていく。
結果的に「今の時間の使い方を当時からできていれば」という後悔につながるのだ。
というわけで、将来同じような後悔を抱く人が少しでも減ることを願って、ここに簡単にまとめておく。
誰でもすぐに実行できるものばかりなので試してみて欲しい。
新鮮な娯楽としてラジオを聴く
ラジオほど絶妙な娯楽はないと思う。
当時は放送中の番組しか聴けなかったが、今はradikoアプリのタイムフリー機能があるので1週間以内の番組なら後から聴く事もできる。
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当時はニコニコ動画を漁ったり、録画した深夜アニメを見ていた。
それ自体は悪くない。
問題は、好きな動画やアニメを何度も見返していたことだ。
好きだから何度も見る。
好きだから台詞や映像はほとんど頭に入っている。
それなのに好きだからまた見てしまう。
はっきり言って時間の無駄だし、得るものがほぼ皆無だ。
新鮮さならラジオでなくテレビやYouTubeでもいいが、ラジオの特徴は一度聴けば満足できることだ。
YouTubeやテレビは気軽に見れすぎる。
それゆえに、結局先に述べたような気に入ったものを何度も見てしまう状態に陥ってしまう。
しかも、YouTubeなら関連動画、テレビなら他の録画番組にさらに時間を奪われる危険もある。
一方ラジオは音声だけなので、わざわざ聴き返さなくても思い出すだけで楽しめるのだ。
気に入ったネタやトークはメモに残しておけばすぐに思い出せる。
放送日も合わせてメモしておけばなおのことよしだ。
本格的に楽しみたいのなら録音するのもありである。
散歩しながら暗記
体力をつけたくてジョギングをしていた学生時代。
しかし、今にして思えば走るよりも歩く方が効率的だった。
もちろん、体力をつけるために行うのであれば長時間の散歩よりも短時間のジョギング・ランニングの方が向いている。
しかし、走ってしまうと、走ることにしか集中ができない。
一方、散歩だと余裕がある。
考え事や英単語などの暗記をしながら歩けばいいのだ。
走っている時はそれに必死で、頭を使う作業はほとんどできない。
英単語や年号などの暗記は机に向かってひたすら書いていたが、覚えたいことを書いたメモを持って歩きながら暗記する方が効率的だろう。
また、家で座っているよりも誘惑が少ない。
暗記に限らず、机に向かって勉強していても、パソコンや漫画がある部屋にいては、息抜きという名目で娯楽に逃げてしまう。
それなら、覚えたいことを書いたメモだけを持って外に出た方が結果的に効率的ということだ。
帰宅時間を一定にする
今の私は仕事帰りに自習室に通うようにしている。
家よりも集中できるというメリットはもちろん、仕事が終わる時間に関係なく、帰宅時間を毎日同じにできるのが生活リズムを一定にするのに役立っている。
同じことを学生の頃もしておけばよかった。
授業が早く終わる日は嬉しくてすぐに家に帰っていたが、やることといえばニコニコ動画をだらだらと流したり、ゲームをするだけ。
それなら、毎日決まった時間まで学校の図書室にでもいればよかったのだ。
別に宿題や自習をする必要はない。
図書室の本を読んでもいいし、荷物を置いて学校の周りを散歩するのもいい。
とにかく家にいると生産的な時間の使い方ができないのだ。
誘惑は多いし、実家なので親もうるさい。
部活には入っていなかったのだが、それは今でも正解だと思っている。
遅くまで練習させられるのは勘弁だ。
帰宅時間を一定にできない。
社会人になって一人暮らしをしてから気づいたが、私はとにかく生活リズムを狂わされるのが嫌いらしい。
日常生活を可能な限りルーチンに落とし込む方が向いているようだ。
まとめ
過去の自分にしたいアドバイスなら他にももっと細かいものがたくさんある。
しかし今回は万人に共通しそうな3つを紹介した。
結局のところ、時間の使い方についてもっとよく考えて欲しいのだ。
テレビの番組表や動画サイトの検索画面から探さなくても、ラジオから勝手に新鮮な娯楽が聴こえてくる。
外を歩いていれば誘惑のない環境で頭を使える。
帰宅時間を決めて、それまで図書館にいれば、読書や自習をしなくても家にいるよりは生産的になれる。
「勉強しないと」と思っていても結局できずに無為な時間を過ごすくらいなら「勉強しなくていいや」と気楽な考えでラジオを聴きながら帰宅時間まで散歩でもすればいい。