iPhoneユーザーであれば腕時計はApple Watchを使うのがオススメだ。
普通の時計としてはもちろん、文字盤に時間以外の情報を表示できる。
特にインフォグラフ文字盤はスマートウォッチの中でも圧倒的な情報量を1つの画面にまとめられる。
時計の中に4つ、周囲の四隅に4つの計8つのコンプリケーションに対応したアプリを設定できるのだ。
対応アプリは日々増えているし、少しずつ便利になっていく。
現在のwatchOS 7になってからはアプリの動作も早くなった。
Apple Watchはハード、ソフトだけでなく対応アプリの面でも、今後どんどん便利になっていくということだ。
つまり、ソフトウェアが更新され、良いコンプリケーションがあるアプリがリリースされれば、新型の買い替えなくてもApple Watchの使い勝手も向上する。
Apple Watchを使っていないiPhoneユーザーはもちろん、現在Apple Watchを使っている方にも、Apple Watchの魅力を知ってもらうために、私がインフォグラフ文字盤に設定しているコンプリケーションを紹介する。
今回は四隅に設定している4つのアプリだ。
四隅に配置されたコンプリケーションは、アイコンだけでなく文字も表示されるので、情報量が多いのが特徴だ。
日付・曜日・年号・西暦が一目でわかる
右上にはscCalenderを配置。
以前紹介した便利なカレンダーアプリだ。
コンプリケーションとして置いておくだけで、今が何年か西暦と年号の両方で、今日が何月何日何曜日なのか、文字盤を見るだけでわかる。
また、タッチしてアプリを開けば、2ヶ月後までの月表示カレンダーを表示できる。
実はApple Watchで来月以降のカレンダーを見れるアプリは少ない。
カレンダーに登録している予定を見ることはできないが、祝日は赤字になっているし、その日が何の日かも表示される。
コンプリケーションに置いておくと、Apple Watchは時計だけでなくカレンダーとしても使えるようになる。
基本的には年月日と曜日が分かれば充分で、来月・再来月のカレンダーを見る機会は多くないので、上側に配置している。
予定を忘れる心配がなくなる
前述の通り、scCalenderだとカレンダーに登録した予定は表示されない。
そこで、純正カレンダーアプリもコンプリケーションに設定することで、それを補う。
文字盤に次の予定が表示されるため、時間を確認するたびに予定が目に入る。
そうすれば予定を忘れることがなくなる。
タッチすれば予定のメモも見れる。
例えばNAVITIMEのカレンダー登録機能を使えば、電車の時刻を文字盤に表示できるし、それをタッチすれば乗り換え駅やその時間も見れるというわけだ。
なのでタッチしやすいように下側の配置とした。
リマインダーも兼ねたアラーム
アプリはアラームという名前だが、使い道はiPhoneのアラームより幅広い。
ポイントは、Apple Watchをサイレントモードにしておけば、アラームも音が鳴らずにApple Watchが振動するだけという点だ。
iPhoneでアラームを設定すると、個別に設定しないと目覚ましと同じ大音量のアラームが鳴ってしまうので、リマインダーのように気軽に使うことはできない。
しかしApple Watchのアラームは震えるだけなので簡易リマインダーとしても使える。
ちょっとしたことにいちいちリマインダーを設定するのは手間だ。
そんな時はとりあえずリマインドしたい時間にアラームを設定するだけ。
日を跨ぐアラームは設定できないので、24時間以内のアラームしか設定できない。
なので大事な予定はしっかりとカレンダーに登録。
その日限りのちょっとしたリマインダーはアラームという使い分けだ。
アラームにタイトルを設定できるが、Apple Watchへの音声入力しかないので、周囲に人がいる状況だと設定しにくい。
しかし別にタイトルをつける必要はない。
コンプリケーションに設定することで、次のアラームの時間が表示されるからだ。
時間を見る
↓
覚えのないアラームが設定されている
↓
何のアラームか考える
↓
リマインドしたいことを思い出す
という寸法だ。
もちろん普通にアラームとして使うこともできる。
平日の昼休みが終わる時間に繰り返しで設定しておけば、寝過ごす心配なく、心置きなく昼寝ができる。
流石に執務室内で大音量のアラームを鳴らすわけにはいかないので、振動だけのApple Watchのアラームが最適なのだ。
タッチする機会が多いので下側の配置としている。
株価を手元の腕時計でチェック
株価アプリをコンプリケーションに設定することで、文字盤に株価とその変動を表示できる。
もしも株の売買をしているなら便利だろう。
私は基本的に日経平均を表示させているが、好きな銘柄を表示することができる。
売買のタイミングを狙っている銘柄を設定しておけば、iPhoneを触らずとも仕事中でも株価を手元でチェックできる。
カレンダーやアラームは普通の腕時計にも搭載されているが、株価が見れる腕時計はない。
スマホを通してネットと繋がっているスマートウォッチならではの機能だ。
現在の株価が表示されるため、タッチしてアプリを開く機会は多くない。
それに株価が変動するのは平日の9時〜15時の間だけなので、それ以外の時間に使うことはほぼ皆無だ。
なので上側の配置とした。
まとめ
四隅にコンプリケーションが配置されるインフォグラフ文字盤は個人的に最も美しくて効率的な文字盤だと思っている。
Apple Watchの四角い画面に丸い時計が表示されるのは不細工だ。
しかし、空いた角のスペースに今回紹介したようなコンプリケーションが表示されることで、むしろ四隅の空間が効率的に利用される。
なので無駄のない美しい文字盤となっているのだ。
なお、インフォグラフ文字版はApple Watch Series 4以降のApple Watchにしか対応していないので注意だ。