この行動はつまり食欲への敗北を示している。
ただインスタント食品やスナック菓子の暴食に走るよりは多少健康的であるというだけ、比較的健康的であるというだけで、大意の健康的には属さないだろう。
とまあ小説の冒頭みたいな書き出しはいいとして、つまりこれである。
私が食欲に屈した時の定番である。
どれくらい食欲に屈しているかというと、買いに行く前は「これをブログ記事にしよう。だから食べる前に写真を撮っておかないと」と考えていたのに、それすら忘れて上の写真がすでに開封済みの状態になっていることだ。
まあ、食欲に負けてちょっと買い食いするくらいなら、と思わないでほしい。
私が食欲に負けると、このフルグラ750gを2時間かからずに食べ切るのだ。
なんなら、食欲に負けるたびにその速度は増していて、直近だと1時間程度だった気がする。
もちろん、相棒の豆乳も飲み切る。
というか、飲むのではなく豆乳にフルグラを浸して食べる。
それで750g全て食べるとなると、豆乳1リットルも自然に消費されるだろう。
豆乳が無調整豆乳なところに変な意地を感じる。
ここまできたら味を求めて調製豆乳にすればいいのに、と今この記事を書いている冷静な状態の私は思ったりもするのだが、食欲に屈した私はそれでもささやかな抵抗をするのだ。
そもそもフルグラにしたって、世間のイメージでは健康的……、なのだろうか？
私は砂糖の塊という印象で、あまり健康的なものではないという印象なのだが。
何せ成分表で砂糖が結構上位に来ているからである。
こうして食欲に負けた時に無性に食べたくなるのも、砂糖の中毒性からではないかと思う。
フルグラをたらふく食べた翌日などは、無性に白米が食べたくなったりするのだが、それとも関係あるのだろうか。
体が「しばらく砂糖はいいよ……」となっているのかもしれない。
何せフルグラと豆乳のカロリーはこうなっている。
フルグラが50gで222kcalなので750gで3,330kcal。
豆乳が200mlで91kcalなので1リットルで455kcal。
合計で3,785kcalとなる。
成人男性の一般的な摂取カロリーに当てはめると1.5日分くらいだろうか。
それを１、2時間で摂取すれば、体は不調をきたすだろう。
まあ、見方によっては食欲がひとまず落ち着いた状態と言えなくもないのだが、しかし一時の食欲は抑えられても、1日2日もすればまた食欲はやってくる。
長い目で見れば暴食なんて無駄でしかないのだけれど……。
食欲は落ち着いてもフルグラ750gを夜なんかに食べたら睡眠の質は落ちるし、確実に翌朝はスッキリ起きられず、1日中体が重たくてどんよりした気分になるのだから。
それがわかっているのに、定期的に敗北のフルグラを食べてしまう。
食欲とは恐ろしいものである。
まあ、もしもたまに食欲が爆発してインスタント食品やスナック菓子をたらふく食べてしまうというような方がいたら、参考になるかもしれない。
それと比べたら、フルグラ＆豆乳の方がマシではあるので……
