電車に乗るようになって2ヶ月ほど経過した。
気づけばすっかり夏で、30℃を超える日中なんかは「去年までどうしてこの暑さの中を平気で1時間や2時間も歩いていられたのだろう」と不思議に思うくらいである。
電車移動が当たり前になると、それまで頑なに徒歩移動だった分、その快適さに感動する。
そんな感動を記事としてまとめておこうと思う。
きっとこのまま電車移動が当たり前になると忘れてしまうことのような気がするので。
通勤が楽
元々は交通費を自分お財布に入れるために歩いていた。
電車で通勤していることにして交通費をもらいつつ、実際は歩いているので交通費なんてかかっていないというズルである。
交通費が丸ごとプラス収支にならないのは残念だが、そもそも徒歩出勤は額面だけ見ると損なのだ。
1ヶ月あたりの交通費が約6,000円、土日を抜いた平日の出勤日を月20日とすれば1日あたり300円。
徒歩通勤が30分で往復1時間。
1時間の往復で300円なのだから、わかりやすく言うと「時給300円」である。
せっかく歩くわりに、額面ではそこまでお得とは言えない。
ただしそれは金額を見た場合の話であって、実際はウォーキングという運動を兼ねられる点や、満員電車に乗らなくていい気軽さ、電車の遅延に影響されない出勤など、徒歩通勤にはメリットも存在するのである。
それでも電車通勤は満員電車に慣れれば楽だし、通勤時間も半分以下になるし、やはりお金を払って移動しているだけあるな、という感じである。
通勤時間が短縮されたおかげで、平日の朝と夜に使える時間が15分ほど増えた。
たかが15分、されど15分である。
時間短縮
時間面でのメリットは何も通勤だけに限らない。
ちょっとしたお出かけにも電車は使う。
それにPiTaPaマイスタイルなので、特定の区間内なら実質無料で行けるのだ。
マイスタイルの金額は会社から交通費としてもらっているので、どうせ通勤で電車に乗ってしまうのならプライベートの電車移動もガンガン使った方がお得なのだ。
これまでは例えばヤマダ電機なんかに行こうと思ったら徒歩なので30分以上かかっていたのだが、今は電車で行くので、それでも難波本店は地下鉄の駅から少し離れているから少し歩かないといけないが、自宅から徒歩に比べれば全然楽だし、ルートをうまくやればほとんど屋内を歩いていけるので今のような季節でも辛くない。
徒歩あった頃は、ヤマダ電機に行くのはちょっとしたイベントで、気軽に行けるような場所ではなく、行ったらその日は歩き疲れてしまっていたのだが、今は例えば平日の仕事終わりに電車でふらっと立ち寄ったりもできるわけで、わざわざ休日の貴重な時間を充てなくても買い物ができるようになった。
これは移動時間の短縮だけでなく、平日の夜という中途半端な時間を活用できるようになった点で、かなりの効率化になっていると思う。
読書が捗る
電車移動になってから、1週間に1冊くらいのペースで小説を読めるようになった。
徒歩移動だと歩きながら本は読めないが、電車移動だと乗っている間は本が読める。
というわけで、電車移動のお供に必ずポケットに文庫本を忍ばせている。
一時期は睡眠時間を削ってでも小説を読む時間を作って委たこともあったが、今はそんなことしなくても移動中の時間がそのまま読書タイムも兼ねているのだ。
終わりに
他にも靴のすり減りが遅くなるという細かいことや、天候の影響を受けないという当たり前のことまで、電車移動のメリットはたくさんある。
そりゃあ、徒歩に比べたらメリットは多いだろう。
お金を払って利用するサービスなのだから、一歳お金のかからない徒歩移動に負ける方がおかしいのだ。
だがこうなればなったで、頑なに徒歩移動していた2年ほどの期間は何だったのかという自己反省に突入してしまうので、やはり徒歩には徒歩のメリットもあったよね、という結論に留めておこうと思う。