やけに細長い段ボール箱が届いた。
先日購入したスタンディングデスクの奥行きの狭さを改善するために購入したモニターアームだ。
段ボール箱に「ergotron」と書かれているので、過去に少しでもモニターアームの導入を検討したことのある人であれば、すぐにわかるだろう。
エルゴトロンといえばモニターアーム、モニターアームといえばエルゴトロンというくらい、メジャーなのだ。
どうせ買うなら評判が良くて有名なブランドを、というモットーに従って、後悔しないためにも良いモニターアームを買った。
それがエルゴトロンMXVだ。
今回は、その取り付け作業をダイジェストでお届けする。
アーム準備&組立
まあ、基本的に説明書に従って進めていれば問題ない。
問題があるとすれば、その説明書がかなり簡素でわかりにくいということくらいだ。
設置前に、Amazonのレビューにはざっくりと目を通しておいた方が無難だろう。
とはいえ、ほとんど完成した状態でやってくるので、特に面倒な作業はない。
まず、クランプ部分のネジの長さを選ぶ。
長いのと短いのが入っていて、最初は短い状態になっているので、好みで付け替えることができる。
私はスタンディングデスクへの設置のため天板下に十分なスペースがあるので、着脱のためのネジを回す作業がしやすいように、長い方にしておいた。
もうひとつ、土台裏のボルトを外すことで、アームの回転を180°に制限するか360°フリー回転にするかを決めることができる。
私は迷わずネジを外した。
もともと机の奥行きの狭さを補うために設置するアームだ。
机より奥に伸ばさなければうまく配置できないことが分かりきっている。
必要な準備はこれくらいだ。
デスクに設置
アームにモニターをつけてから設置するか、アームを設置してからモニターをつけるか。
これは人によるところだが、私は迷わず後者。
なぜなら、クリックリリースブラケットを装着したから。
詳しくは上記の記事を見てもらうのが早いが、簡単にいうと、アームとモニターの間に挟むことで、着脱をスムーズに行えるようになるアイテムだ。
というわけで、アームだけを先に設置する。
まずは位置決め。
できるだけ机の上のスペースを広げるために、可能な限り右端に寄せた。
机の上はこんな状態だ。
そこにモニターを取り付ける。
明らかにモニターが左寄りになってしまった。
これこそがMXVの短所である。
最もメジャーなエルゴトロンLXであれば、ポールを設置して、そのポールにアームを取り付けるので、ポールに取り付ける位置によって高さ調整ができる。
長さと設置位置を定めたら、高さはポールへの取り付けで調整できるわけだ。
一方のMXVは、高さを調整できる部分がアームの中間1つだけである。
これがどういうことかというと、モニタの高さを変えようとすると、アームの位置も変えないといけないのだ。
つまり、高さを合わせた結果、長さが長くなりすぎて、左に寄ってしまったというわけだ。
調整するには土台の位置と奥行きで合わせなければならない。
作業完了
微調整を数回行って、ようやく納得できる状態になった。
アーム設置前の状態も載せておこう。
土台の足が前まで伸びていて、いかにも窮屈。
モニターアームによってどれだけ机の上のフリースペースが広がったか、うまく伝わっているだろうか。
クランプ式のモニターアームを使ったのは初めてなので、他と比べた評価はできないのだが、とりあえず、このアームに関していえば、かなりしっかりしていて、モニターの重さで落ちてくることもない。
さすがエルゴトロン、と言っておこう。
終わりに
もしも当初の計画通り机の端に設置できれば、本当にモニターが浮いているように見えて美しいのだが……。
まあ、机の上のスペースを広げるという目的は達成できているので、ちょっとしたこだわりは置いておくことにしよう。
クランプ式のモニターアームを設置したのは初めてなので、エルゴトロンのアームが他と比べてどれくらい良くできているのかを伝えることはできないのだが、少なくとも、このアーム単体において不満な点はない。
32インチのモニターをしっかり支えてくれているし、重さに負けそうな気配もなく、デスクの天板に吸い付くように土台も安定している。
さすが、モニターアームといえばのエルゴトロンだ。