やるべきことがあるのにやる気が出ない……
特に仕事だとその状態になることが多い。
そんな時こそやる気スイッチを押そう!
やる気スイッチがどこにあるかわからない?
そんなもの、自分で用意するのだ。
何でもいいからボタンとかスイッチを手の届く場所に置いておけばいい。
物理的なきっかけを用意する
「やる気スイッチ」というと、頭の中にあって、それを押すとやる気が出る。
そんなイメージを抱くかもしれない。
しかし、やる気スイッチは体の外にあるのだ。
必要なのは、物理的なきっかけである。
頭の中で「やらないと」と思っていても、なかなか気が進まないものである。
だから、頭ではなく体でスイッチを押すのだ。
何でもいい、手で押せるスイッチを置いておく。
私の場合、以前紹介した置き時計だ。
この時計は、上のボタンを押すと青いライトが光る。
これを私のやる気スイッチにしている。
短時間だけ頑張る
どうしてもやる気が起きない時、この置き時計のボタンを押してライトを光らせる。
「このボタンを押したら、このタスクをやり切る」という自分ルールを設けているのだ。
これが、物理的なやる気スイッチということである。
しかし、これを習慣化するためには、実際に達成することが大切だ。
ボタンを押して、タスクを最後までやり切るという実績を積み重ねる。
そうすると、本当に「ボタンを押したからやらないと」という義務感のようなものが生まれるようになるのだ。
これには、ボタンを押した後に開始したタスクをやり切ったという経験が必要である。
だから、無茶なタスクは行わない。
ボタンを押してから、5分かそこら、短時間だけ頑張れば達成できるタスクにのみ、やる気スイッチを適用する。
何時間もかかるようなタスクは、やる気スイッチでどうこうならない。
それをどうにかしようとしても「やる気スイッチなんて意味ない、効果ない」と頭に覚えさせてしまうだけだ。
タスクを細かく分解する
でもそんな短時間で終わるタスクなんてない、と思われるだろうか。
そんなことはない。
タスクなんて細かく分解すれば全て短時間で終わる作業だ。
タスク管理に関する書籍を何冊か読んでみれば、大抵そういったことが書かれているし、実際その通りだ。
やる気が出ない、時間のかかりそうなタスクがあったら、まずはそれを紙に書いて、可能な限り分解してみよう。
そうすれば、紙にはぎっしりと細かい作業が羅列されるはずである。
あとは、やる気スイッチの力を借りて、それを一つずつ潰していくだけだ。
終わりに
思えば、自宅で使っている「TickTime」がやる気スイッチに該当しているように思う。
タイマーを作動させるイコール、その時間だけは頑張る、というきっかけになっていたのだ。
となると、会社でも気軽に使えるタイマーを置いてみるのもいいかもしれない。
今まで仕事は嫌なものだから真剣に効率化など考えていなかったが、こうして考えてみると、色々と改善点が生まれるものである。