ビルドンブング

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商品の外箱を実家に置いておく

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安い買い物なら外箱なんて邪魔になるだけだからさっさと捨ててしまう。
しかし、それが高い買い物だと、どことなく外箱を捨てるのが躊躇われるものだ。
必要なのは中身、本体なのだから、箱なんて不要。
そう切り捨ててしまうことも簡単だが、どうにも後悔しそうな気がしてならない。
では、使いもしない箱を家に積み重ねておくか……
これは難しいところだ。
だから私はまとめて実家に置いている。
物置代わりにしているようで申し訳ないが、外箱を置いておくのにちょうどいいのだ。

手放す時に売れる

そもそもどうして外箱をそうまでして置いておくのか。
それは、手放す際のことを考慮してだ。
冒頭の通り、安いものだと何も気にせず捨てられる外箱だが、高い買い物だと、何の用もない外箱ですら捨てるのを躊躇する。
私はその理由を「手放す時に少しでも高く売りたい」からだと分析している。
最近はフリマアプリの台頭もあって、個人で簡単に不用品を売れるようになった。
フリマアプリに限らず、売却となると外箱があるのとないのとでは、売値にそれなりの差がつく
そして、それは売り物が高級品であればあるほど大きくなる。
特にApple製品などは箱があるだけで大きく違う。

梱包しやすい

また、売る際に外箱があると嬉しいのは、売値が高くなるだけではない。
フリマアプリのように個人で発送するとなると、外箱があるだけで梱包がグッと楽になるのだ。
なぜなら、箱に入れて、その箱を緩衝材で包めばそのまま発送できるからである。
一方、外箱がないものだと、自分で程よいサイズの段ボールを用意して、不定形な商品をきれいに緩衝材で包んで、箱の中で暴れないように隙間を埋めて、と……
梱包だけで結構な手間がかかってしまうし、それに使う梱包材や段ボールもタダではない。
せっかく売るのだから、梱包に使う時間もお金も最小限にして、少しでも手元に残るお金を増やしたいだろう。

急に必要にならない

さて、私にとって外箱を置いておくメリットは手放す際に必要になるということだが。
では、そんな外箱を家にずっと置いておく必要があるだろうか。
使わなくなったから売りたいものが発生したとして、それを今すぐに売らないといけない状況はまずないだろう。
私は月に一度実家に帰っているが、その際に必要な外箱を持って帰ってくるのでも十分間に合う。
だったら、いつ必要になるかもわからないし、必要になったところで急を要さない外箱を、ずっと自宅に置いてスペースを消費させる義理はない。
だから実家にポンポン持って帰って置いている。
少なくとも、自宅でも実家でも一生使わないようなガラクタを実家に置いておくよりはマシだろう。

終わりに

実家の物置だと制限がないような気分になって、あれもこれもと雑多な外箱を捨てずに取っておきがちになるが、それはそれで考えものだ。
ある程度の見切りというか境界は作っておいて、捨てるべき外箱は捨てないと、癖になって捨てられなくなる。
私に取っての捨てるべき外箱と捨てずに取っておく外箱の境界は、フリマアプリで売る時のことを考えて決める。
外箱がなくても楽に梱包できるものや、そもそも箱があってもなくても利益が変わらないようなものであれば、その外箱はさっさと捨ててしまう。
どうか、実家の子供部屋が外箱で埋まらないように。