ビルドンブング

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面白いと思える小説の探し方

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趣味の一つに図書館で借りた小説を読むことがある。
しかし、小説なら何でも好きなわけじゃなく、好みがある。
時間を忘れて没頭できる小説もあれば、読むのがしんどいくらい合わない小説もある。
できれば面白い、没頭できる小説を読みたいものだ。
しかし、どれでも無料で貸し出しできる図書館から、ピンポイントで自分に合った小説を探し出すのは難しい。
借りたはいいものの、結局合わなくて読まないまま返却することもままある。
それでも、自分の好みに合った小説と出会いやすくする方法はある。
 

好きな小説家を見つける

「面白い」、「読みやすい」と思った小説があったとする。
その小説を書いた作者の他の小説も読んでみると、たいていは同じように面白く読める。
なので、一度読んで面白かった小説の作者の他の作品をひたすら読んでみるのが安定択だ。
しかし、それはそれで新規開拓ができない。
それに、いつかは尽きてしまう。
一人の人間が人生で出せる小説の量はそう多くない。
どれだけ多くても1年もあれば読み切れるだろう。
それに、出版された全てが近所の図書館にあるとも限らない。
となると、新たに「好きな小説家」を探さなければならなくなる。
そのためには、片っ端から読んだことのない作者の小説を読みまくればいいのだが、そんな手当たり次第に漁るような読み方では、自分の好みに合う小説家に出会う確率が半々だ。
なので、何かしらの目星をつける必要がある。

好きな小説家に関係する小説家

すでに1人でもいいから好きな小説家がいるのなら話は早い。
その人が有名ならWikipediaに項目があるだろう。
まだ新人でそこまでに達していないとしても、最近の人であれば何かしらのSNSをやっているかもしれない。
何が知りたいのかというと、その小説家に影響している他の小説家だ。
影響を受けた、あるいは与えた。
そういう対象は、作風や文体が似通っていたりして、難なく受け入れられることが多い。
それに、好きな人が影響しているというだけで、補正がかかったように面白く感じれる場合もある。

好きな人が好きな小説

さて、好きな人による補正という話なら、別に小説家に限った話ではない。
例えば、好きな異性が小説を勧めてきたら、全く知らない小説でも読んでみようと思ってしまう。
恋愛対象に限らず、好きな芸能人、尊敬する先輩、信頼できる知人、同じ趣味の友人——
「この人が読んでるなら自分も読みたい」と思える対象がいないだろうか。
そのモチベーションで読んでみて、面白い・読みやすいと感じたなら、その作者の他の小説も読んでみればいいのだ。

終わりに

とあれこれ述べたが、好きな小説家の新規開拓はなかなか難しい。
好きな小説家を見つけて、その人の作品をひたすら読んでいる時期は楽しいが、概ね読み終えてしまうと「次は何を読めばいいんだ……」と途端に分からなくなってしまう。
理想は、好きな小説家の本を読みつつ、並行して新規開拓することだ。
もしも週に2冊の小説を読むのなら、1冊は好きな小説家の、もう1冊は初めて読む小説家の作品にする。
 
ちなみに、この記事のタイトルを「面白いと思える」としているのは、好みは人それぞれだからだ。
好きな人に勧められる小説は読みたくなるが、そうじゃない人から勧められると鬱陶しいだけ。
好みの押し売りはしないように気をつけたい。
なので私が好きな小説を紹介するようなことはしない。
何を読んでるか気になるのであれば【今週読んだ小説】カテゴリを見ていただくのが手っ取り早いだろう。
 

今週のお題「読書の秋」