甘いものが食べたい。
毎日とは言わないが、週末くらいは贅沢したい。
ふと、そう思った。
普段オートミール、プロテイン、青汁、ツナ缶しか食べていないのだから、甘いものが食べたくなる欲求に駆られるのも仕方がない。
しかし、せっかくここまで質素な食生活にしているのに、それをぶち壊すようなものは食べたくない。
できるだけ純粋で健康的な甘いものを食べたい。
オートミールだ。
オーツ麦100%のオートミールに何か甘いものを加えれば、健康的な甘い食べ物になるのではないだろうか。
というわけで、業務スーパーで原材料が純粋な加工物が使われていない甘味料を探してきた。
これらをお湯で戻したオートミールに混ぜて食べてみる。
黒砂糖(サトウキビ100%)
美味しくないプロテインを飲む時にも活躍した黒砂糖。
それをオートミールに混ぜてみた。
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オートミールと黒砂糖をまとめて
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お湯で戻したオートミールに後からかける
という2パターンを試したが、どちらも味はもちろん同じ。
先に黒砂糖を入れておくと、満遍なく混ざるが、食感はオートミールのまま。
後から黒砂糖を入れると、全体に混ぜにくいが、砂糖の食感が残るのでいつもと違う感覚を味わえる。
砂糖そのものが甘くて美味しいので、もちろんオートミールを甘味として楽しめるのだが、危機感も覚えた。
いくら白砂糖よりミネラル豊富で健康的といっても砂糖は砂糖。
摂りすぎは良くないし、砂糖特有の中毒性がある。
今は少量でも甘く感じるが、徐々に量が増えていく危険性もある。
この食べ方を続けていると、砂糖なしでオートミールを食べられなくなるのではないかという不安を感じた。
純粋はちみつ(菜の花はちみつ・ビテックスはちみつ)
蜂蜜といえば黄色いイメージだが、実際にかけてみるとそこまで濃い黄色ではない。
見た目には蜂蜜の有無なんてわからない。
まあ、見た目はどうでもよくて、美味しいかどうか、満足できる甘さかどうかだ。
単純な甘さとしては黒砂糖には劣る。
もしも強い甘さを求めようと思うと、かなりの量の蜂蜜を使うことになってしまう。
砂糖との違いは、蜂蜜が液状だということ。
なので、オートミールを戻すお湯を少なめにしておいた方がはちみつの甘さが際立つ。
お湯を多めにしてしまうと、残ったお湯ではちみつが薄まってしまうのだ。
感想としては、オートミールと蜂蜜の相性はあまりよくないように思った。
いっそお湯を減らしてオートミールに蜂蜜を染み込ませれば美味しくなりそうだが、それをするには結構な量の蜂蜜が必要で、蜂蜜のカロリーや値段を考えると健康や節約に向いているとは言い難い代物になってしまいそうだ。
つぶあん(小豆・砂糖)
1kg250円ほどと格安の甘味だ。
砂糖と表記されているが、これはおそらく上白糖だろう。
だからこんなにも安いのだ。
ちなみに、こしあんではなくつぶあんにしたのはただの好みだ。
餡子をそのまま食べてみたのだが、くどい甘さだった。
小豆単体であれば栄養価も高く、優しい味わいなのだろうが、値段と味からしてかなり砂糖でカサ増しされた餡子のように思えた。
時折餡子の優しい甘さが感じられるが、やはり全体の甘みが強すぎる。
それでもやはり、オートミールをお湯で戻す都合、美味しさを求めるとかなりの量を使わないと薄味になって物足りなさを感じる。
これくらいでようやく「餡子だ」と思える味わいになる。
容器にたっぷりの餡子を入れて、オートミールを投入、そこにお湯を注いで混ぜ合わせた後、オートミールがお湯を吸って柔らかくなるまで待つ。
ただ、これはもう「オートミールに餡子を混ぜている」よりも「ぜんざいにオートミールを入れた」状態だ。
メインがオートミールでなくなっている。
それに、毎回こんな量のあんこを使っていては、1kgあってもすぐに使い切ってしまうだろう。
だったら、少量でもコクのある純粋はちみつや、甘さが強い黒砂糖とコスパはほとんど変わらない。
味はぜんざいそのものなので、素直に美味しい。
終わりに
同じことを玄米でやろうと思ったら、つぶあんでおはぎを作るくらいで黒砂糖やはちみつは一工夫しないと合わせるのは難しい。
それを思えば、オートミールの使い勝手の良さは目を見張るものがある。
こうやって色々なものとの組み合わせを試したくなる。
ちなみに、今回試した甘味は全て業務スーパーで購入したものだ。
- 黒砂糖1kg:425円
- はちみつ1kg:368円
- つぶあん1kg:245円
さすが業務スーパー、かなり安い。
まあ、甘いことは甘いし美味しいのだが、続けていると癖になりそうだ。
やはり甘いものとの付き合い方はよく考えないといけない。
とりあえず、色々と甘いものを試しているうちに落ち着いた。
しばらくは甘いものへの欲求も抑えられそうだ。