普段の水分補給には何を飲んでいるだろうか。
メジャーはお茶だろう。
子供の頃も、水筒にはお茶が入っていた。
今にして思えば、どうしてお茶だったのか。
コップや水筒には茶渋がついて、落とすのに苦労する。
それに、お茶やジュースばかり飲んでいるから、水を味気なく感じて飲めなくなる。
「ジュースじゃないから飲みたくない!」と駄々をこねている子供を何度か見たことがある。
その度に、水分補給がジュースでないとできないなんて可哀想だ、と思う。
とにかく手軽
水は水道の蛇口をひねればいくらでも出てくる。
厳密には水道代がかかるが、ミネラルウォーターを買うよりは遥かに安上がりだ。
ストックなんていらない。
ペットボトルを置いておくスペースは不要。
水道水を入れるコップやボトルだけあればいい。
それに、水道水は食器を洗うのにも使う。
冒頭でも軽く述べたが、水道水で何かが汚れることはない。
正直、水を飲むだけのコップなら、洗剤を使わなくても水で濯ぐだけでいい。
飲み口を指で擦って、中をすすげば洗い終わる。
もちろん、お茶じゃないので茶渋などできるはずがない。
汲み置きで簡単カルキ抜き
水道水には塩素が含まれているため、カルキ抜きをしないと飲めない。
そのカルキ抜きが面倒に感じる人もいるだろう。
そんな手間がかかるなら飲み水を買った方がマシだなんて考えてはいないだろうか。
実はカルキ抜きはそんなに手間のかかる作業じゃない。
コップやボトルに水道水を汲んで6時間ほど放置しておくといい。
日光が当たる場所なら、この半分の時間でカルキ抜きが完了する。
寝る前に大きめの容器に1日分の水を組んでおけば、翌朝から飲み水として使える。
ちなみに、カルキ抜きの方法として沸騰させるのが有名だが、実は煮沸させるとトリハロメタンの量が増えてよくないのだとか。
それに水を沸かすガス代or電気代もかかるので、コスト面でもオススメできない。
ありのまま常温で飲む
飲み物によっては、暖かくないとor冷たくないと、とても飲めないものもたくさんある。
一方、水ならどんな温度でも大して変わらない。
なぜなら無味だから。
だからといって、無闇にお湯や冷水を飲むことは避けた方が賢明だ。
寒空とお湯を飲んでも、温度差で余計に冷えを感じる。
暑いからって冷水を飲んでも、冷たさで体の機能が低下する。
何も考えず常温の水を飲んでおけばいい。
前述のように汲み置きでカルキ抜きすれば、勝手に常温になっているはずだ。
それに、ミネラルウォーターなどと違って開封後の保存は必要ない。
わざわざ冷蔵庫に入れて保存しなくても、汲み置きする量を調整すれば、1日〜2日で飲み終わる。
終わりに
不思議なのは、水は味がないからゴクゴク飲めないという人。
それは贅沢だと思う。
全力で走った後なら、ただの水道水でもゴクゴク飲めるはずだ。
水分補給という観点で言えば、ただの水を飲むのが最もシンプルで合理的ではないだろうか。
結局は慣れの問題だと思う。
「どうせ水分補給するなら美味しいものを飲みたい」なんて考えはないだろうか?
水分補給なら、より純粋な水を飲んだ方が、体が求めているものをピンポイントで提供できて吸収が良さそうなイメージなのだが。
以前に、あえて貧乏舌になろうという記事を書いたが、飲み物も同じだ。
水を美味しく飲めるようになっても、他の飲み物を不味く感じるようにはならない。
だったら、美味しく飲めるようになっておいた方が得だとは考えられないだろうか。