そうそう、あのクリップボードのその後の話である。
あのクリップボードってどのクリップボードかって?
例のMagSafeシールを貼って、MagSafeスタンドなどに設置できるようにした100均のクリップボードである。
ちなみにサイズはA6だ。
問題はクリップボードの材質だった。
プラスチックのクリップボードだと大丈夫だったのかもしれないが、コルクっぽい、木の表面のような材質のクリップボードだったので、数日もしないうちにこうなった。
初めのうちは普通に使えていたけれど、数日で剥がれてしまった。
剥がれると言っても、何もしていないのに自然に剥がれたわけではない。
MagSafeスタンドに設置していたクリップボードを手に取ると、MagSafeシールがスタンドの方に残っていて、クリップボードから剥がれてしまったのである。
クリップボードに張り付くシールの力より、シールがMagSafeスタンドに吸着する磁力の方が強かったということだ。
その力の差がスタンドから着脱するたびに蓄積して、ついにシール側が音を上げてしまったわけである。
ところでこのシールが「数日で剥がれてしまった」と述べたけれど、シールを貼った記事は2ヶ月のものである。
だから2ヶ月ほどは結局シールなし、つまり普通のクリップボードとして使っていたわけだ。
MagSafeシールは3枚セットだったので、その気になれば貼り直せたはずなのに、そうしようと思わなかった。
それはつまり「MagSafe対応クリップボードはそれほど便利ではなかった」ということである。
確かにスタンドに設置しているとクリップボードに挟んでいる紙に書かれた内容は見やすいけれど、追記がしにくい。
書き足すたびにスタンドから外さなければいけないのだ。
もしもデスクの上に平置きされていれば、書き足すのは簡単である。
その違いではないだろうか。
そして、作業中に思ったほどクリップボードのメモの内容を見る機会がなかったというのもある。
一旦紙に書き出した時点で多少は頭に入っているので、そんな頻繁にメモを見なくても済むというわけだ。
結果、MagSafe無しの普通のクリップボードとして今も使っているし、今後もそれでいいと思う。
MagSafeスタンドには普通にiPhoneを設置しておく方が便利である。