ビルドンブング

自由でシンプルな生活を求めて試行錯誤する記録を毎日更新中

スタンディングデスクと相性がいいとされている山善のポールスタイルチェアのここが惜しい

当ブログではアフィリエイト広告を利用しています

スタンディングデスクとセットで使える椅子について調べてみると、山善のポールスタイルチェアがよく出てくる。
見た目はただの丸椅子だけれど、その最も特徴的なことは結構な高さまで座面を上げられることだ。
最大でなんと72cmである。

(画像引用:山善ビズコム

メジャーを伸ばしてざっくり72cmの高さを確かめて、その高さまでお尻を下ろして空気椅子をしてみてほしい。
椅子にしては結構高いだろう。
この椅子ならスタンディングデスクの高さを変えることなく、足を休めつつ座り作業もできるというわけだ。
というのは嘘である。
元々背が低い人は問題ないと思う。
ベースのスタンディングデスクの高さもそれに合わせて低めに設定しているだろうから、ポールスタイルチェアに座ってもそこまで高さは変わらない。
しかし身長が高めの人は、最大高さにしたこの椅子に座ったところで、立っている時よりそれなりに低くなってしまう。
さっきの空気椅子の姿勢を思い出して欲しい。
立っている時と空気椅子の時で、同じ高さの机に向かえると思うだろうか?
向かえないのだ。
実際私がそうだった。
傾斜付きのデスクならどうにかならないこともないが、そうやって無理やり使っていると肩こりなどお、やはり無理が生じる。
せめてもっと高い位置まで座面を上げられれば……
そしてそれはそんなに難しい技術じゃないと思う。
所詮ポールチェアの域を超えられていないように感じた。
その辺り、椅子というものへの固定観念がまだあるのだと思う。
スタンディングデスクでも使えるが、そうじゃないデスクでも使えるようにバランスをとった結果ではないか。
いっそのことスタンディングデスク専用に振り切って欲しいとろだが、そういった製品を売るには、まだスタンディングデスクユーザーが圧倒的に少ないのだろう。
それともう一つ、座面の素材だ。
見た目にはメッシュになっていて通気性が良く快適そうである。

しかしこのメッシュが問題で、ちょっと滑りやすいのだ。
ポールスタイルチェアは底面の縁が平らになっておらず、ちょっと角度をつけられることを売りにしている。

(画像引用:Amazon

しかし、こうやって傾斜をつけるとお尻が滑るのである。
そして滑り落ちないよう踏ん張ることで、足に余計な力が入る。
スタンディングデスクでの休憩として使うはずの椅子なのに、それに座ると余計に足が疲れてしまうかもしれないということだ。
まあ、これは滑りにくい素材のパンツを履くとか、椅子の座面に滑り止めクッションでも置くかすれば対応できそうだが、前述の高さの問題もあって、私はそこまでしてポールスタイルチェアを使い続けようとは思わなかった。
というわけで、昨年購入して特にこのブログで大々的に触れるようなことはしてこなかったポールスタイルチェアだけれど、話題にしないのにはそれだけの理由があったということで。
期待していたほど快適な、画期的な椅子ではなかったのだ。
いつか本当にスタンディングデスクと組み合わせて快適に使える椅子が世に出ることを望むばかりである。
もしもすでに存在していて私が知らないだけなら教えてください。