今まで私はまともに頭を洗えていなかったのだ。
確かに湯シャンによって髪質は良くなったし、普段の食生活に気をつけていれば（油っぽいものや加工食品を食べすぎないようにする）、頭皮の脂っぽさも抑えられて湯シャンだけで生活できなくもない。
実際3年ほどシャンプーを全く使わない生活（厳密には月に一度の美容院でシャンプーをする）をしていたが、特に問題なくやって来れていたのだ。
しかしそれは表面上の話。
例えば頭皮が痒くなることはたまにあるし、爪を立てて頭皮をかけば爪の間に皮脂のようなものが挟まってくる。
しかしそれが当たり前だと思っていた。
シャンプーを使っていないんだから多少の問題は発生するだろうと。
そういった問題と、シャンプーを使わないことによるメリットを比較して私は湯シャンを選んでいるので仕方のないことなのだと。
ところがである。
記事のタイトル通りスカルプブラシを使うようになったら問題が解決した。
タオルで髪を拭いた後に肩口につく抜け毛はほぼなくなったし、頭皮に痒みを感じることもかなり減った。
爪を立てて頭皮をかいても爪の間に何も挟まってない。
というわけでスカルプブラシが最高すぎたので追加でもう一つ購入。
これで両手に持って頭をわしわし洗えるので洗髪の時短になる。
なにしろスカルプブラシを使うようになってから洗髪の時間が増えたのだ。
これはデメリットでありメリットでもある。
なぜなら時間が増えた理由は「気持ち良すぎるから」であるからだ。
頭皮にしっかり届く突起、そして毛の根本、毛穴まで綺麗にしてくれている感覚。
さらにマッサージ効果もあってただただスカルプブラシで頭をわしわし洗っているだけで気持ち良いのだ。
だからついつい長時間やってしまうのである。
まあ、今は買ったばかりでこの感覚が新鮮だからであって、慣れれば自然に必要最低限の洗髪時間になるのかもしれないが。
そしてこのVESSのスカルプブラシのいいところはパーツが複数に分かれていない一体型だから、パーツの隙間にカビや黒ずみ汚れが発生しないのである。
実家にあった洗髪ブラシが黒ずみだらけでとても使おうとは思えない状態になっていたのだが、その記憶が私をスカルプブラシの購入から遠ざけていた。
VESSのブラシだとそこが改善されているわけだ。
そして持ち手の穴！
ここに中指を通して使うことで滑って指からすっぽ抜けたりすることなく安定して使えるのだが、この穴はそのまま収納にも使える。
こうして風呂場のどこかに吊るしておけば置き場には困らないし、重力で自然に水が落ちるので湿気でカビたりするのも防げるわけだ。
というわけで予想より買って良かったと思えるスカルプブラシの紹介であった。
