私は外出する際は必ずポケットに「保存するメモ帳」を入れている。
スマホを忘れても気にならないが、メモ帳を忘れるとそわそわするくらいだ。
そうやって毎日常にポケットに入れていれば、うっかりポケットにメモ帳を入れたまま衣類を洗濯してしまうこともある。
具体的には、今までに３回うっかりしている。
その度に何かしらの対策を練り、上記の記事の通り洗濯機の側面に自分への注意を貼り付けることで、無事にそれ以降はメモ帳を洗濯することなくやってこれた。
そして、今ではこの注意メモを見ることすら無くなった。
毎日帰ったらポケットからメモ帳を出すことが習慣になり、意識しなくても自然にメモ帳を出している。
あまりに無意識すぎてたまに洗濯を開始してから「メモ帳出したっけ！」と慌てることもあるが、確認したら机の上にしっかりとメモ帳を出してあるのだ。
こうなったらもう完全に習慣となり、もうメモ帳を洗濯してしまうことはないだろう。
少なくとも、洗濯機の横の注意貼り紙は不要である。
何せもうそこにあるのが当たり前すぎてほとんど見ていない。
視界に入ってもそれはそういうものとして、注意文を読むこともしなくなっているのだから。
というわけで注意貼り紙は外した。
それが原因でまた洗濯……、なんてことにはならないと思う。
それに、メモ帳を洗濯してしまっても乾かせばどうにかなるが、今はメモ帳だけではない。
ボイスレコーダもポケットに入れているのだ。
流石にこれは洗濯してしまったら洒落にならない。
確実に壊れてしまうので買い直しになるだろうし、録音していたデータも飛んでしまう。
メモ帳なら洗濯しても紙がボロボロになっていなければ文字を読むことはできるので、極端な言い方をすると損失はゼロなのだ。
だがボイスレコーダは違う。
もしかしたら、その緊張感もあって、メモ帳をポケットから出すのが習慣になったのかもしれない。
メモ帳とボイスレコーダは同じポケットに入れている。
なんだかんだで「メモ帳を洗濯してしまってもどうにかなる」という甘い意識があったのかもしれない。
だから今までに３回も洗濯してしまっているわけだし。
そこに ボイスレコーダという「これは洗濯したら終わりだぞ」というものが加わったおかげで、ちょっとした緊張感もプラスされていると考えられる。
結果、メモ帳をポケットから出すのが習慣化したわけではなく、ボイスレコーダを壊したくない、買い直したくない、余計なお金を使いたくないという意識から、必死でメモ帳とボイスレコーダをセットで毎日ポケットから出しているだけかもしれない。
どちらにしても、メモ帳を洗濯してしまうリスクが軽減されているなら喜ばしいことである。
