クライムミルというマシンをご存じだろうか。
短いエスカレーターといった風貌で、延々と階段を上る運動ができるマシンである。
私が契約しているジムにこのクライムミルが導入された。
普段はドレッドミルでジョギングやウォーキングをしてばかりだが、試しにクライムミルで運動してみた。
その結果、ドレッドミルでの運動と使い分けられそうな予感を得られたので共有しておく。
めちゃくちゃ汗かく
クライムミルで運動を終えて感じたのは、発汗量の凄まじさだ。
いや、運動を終える前、10分ほどで普段のジョギングとは比べものにならない量の汗をかき始めていることに気づく。
ジョギングは体全体を動かす。
しかしクライムミルでの階段を上る運動は、ほぼ太ももが担う。
太ももといえば最も筋肉量が多く、最優先で鍛えるべき部位とされている。
要はもも上げ運動をひたすらしているようなものである。
だからなのかどうかは何とも言えないが、とにかくジョギングよりも汗をかくので終えた後の爽快感が強い。
老廃物が抜けたようなスッキリしたあの感覚である。
走るより楽
それだけガッツリ汗をかくにもかかわらず、走るのに比べると楽なのだ。
そりゃあ、やってることは階段を上がる動作だけである。
ジョギングだと朝起きてすぐだったり夜遅い時間だとしんどくてできない、できても遅めの速度だったりウォーキングに切り替えたりしてしまう。
しかし階段を上がる動作なら、走るほど足に負担がかからず、辛さがない。
マシンなので、もちろんスマホなどで動画を見ながらできるわけで、ジョギングに比べるとずっと気軽にできる。
「運動したいけどジョギングしんどいしなー」と走るか走るまいかウダウダ悩むこともあったが、これからは「クライムミルにしとくか」と新たな選択肢として使えるだろう。
今まではこの中間択がウォーキングだったわけだが、ウォーキングはジョギングの下位互換という感じがして「走れなかった」という感想になってしまいがちだ。
しかしクライムミルは前述の発汗量も含めて「走れないけどそれに匹敵する運動はできた」という感覚をもたらしてくれる。
ジョギングほど体が揺れないので、食後の運動としてもオススメだ。
終わりに
端から見るとひたすらエスカレーターを逆走しているみたいでかっこ悪いかもしれないが、実際にやってみるとクライムミルはなかなか使えるマシンだった。
「走るほどの気力はないけどウォーキングは運動した感がないからちょっと……」というときの選択肢ができたのが嬉しい。
食後だからとか疲れてるからというのを言い訳に運動しないということができなくなったわけだ。
だって「クライムミルならできるでしょう?」と私のストイックな部分に言い返されるのだから。