ビルドンブング

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その時は許せなくても自信があれば怒らず相手を引き込めるはず

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同じ漫画の話で盛り上がっていたはずなのに、片方がその漫画を違法サイトで読んでいたと知るやいなや、もう片方が機嫌を悪くしてしまう。
というような状況を見たとき、人によって感じ方は様々なようだ。
私はもしも好きな作品について話していて、その相手が正規ではない手段でその作品を見ていたとしても、何とも思わない。
しかし、過去の自分を振り返ってみると、そんなの許せないと感じてしまうような時期もあった。
考え方は人それぞれなのだが、面白そうだから、個人的な考え方というか、スタンスを文字に起こして自己分析でもしてみることにした。
 

楽しければいい

自分が好きな作品について誰かと共有できて楽しく話している。
その相手が非正規の手段でその作品を楽しんでいたことが発覚したとしても、それまで楽しかったことは事実なわけで、目くじらを立ててその雰囲気を壊すのももったいないと思う。
どんな手段だろうと、作品の内容は不変なのだから、そこを評価して面白いと思っている人がいて、その人と出会えただけで嬉しいのだが。
もしも相手に怒りを感じたとしても、怒ったりせず「あー、そうなんだー」と流せばいいのに。
ちょっとイラッとしたくらいで、好きな作品について話せる仲間を失うなんて。
それに、いくら気に入らなかったとしても、その相手に「ちゃんと正規の手段で作品を見ろ!」と訴えたところで、効果は見込めない。

指摘してもムダ

それに、口でいくら「そんなのは良くない。ちゃんとお金を払って見るべきだ」と言っても、大して響かないだろう。
今まで無料で楽しめていたものにお金を払わせる難しさは知っているはずだ。
最近ならレジ袋の有料化だろうか。
口でいくら「レジ袋は環境に悪いです、資源の無駄です」と言っても、今ほどエコバッグは復旧していなかった。
それがレジ袋有料化によって一気に誰もがエコバッグを持つようになったわけだ。
では違法に作品を見ている人を個人が後から正すことはできないのか。
私はそうは思っていない。

本当に好きなら引き込める

私は違法な手段で作品を見ている人に何かを言うことはしない。
それがどれだけ好きな作品でも。
むしろ、それが好きな作品であればあるほど、その作品の面白さをもっと伝えて、正規手段で楽しもうと思わせるほど好きにさせてやろうと燃えるくらいだ。
自分はその作品の面白さを知っているし、それを伝えたいと思う熱量だってある。
だから絶対にその相手を自分と同じ、ちゃんと楽しむいわゆるオタク仲間にしてやれるという自信があるのだ。
それを、違法な手段なんて許せない、と仲間に引き込まずに突っぱねるなんて、やはりもったいないとは思わないだろうか。

終わりに

冒頭で述べたような状況になったら、怒るのではなく、引き込んで欲しいと思う。
例え相手が違法動画などを見ていたとしても、そこで怒ってしまうと「あの人は怒りっぽい」と思われる程度で終わってしまう。
違法とは言え、その作品に触れたわけだから、興味はあるはずなのだ。
そこを広げてやって、ちゃんとお金を払いたいと思わせるくらいに更なる魅力を教えてやればいい。
その作品が本当に好きなあなたなら、それができるはずだ。
作品の面白さを信じて、その面白さを面白いと感じた自分を信じて、是非とも同士を増やそうじゃないか。