ビルドンブング

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夜は眠くなるまで小説を読む

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学生の頃は暇さえあれば図書館で借りてきた小説を読んでいたものだが、社会人になって働くようになると、なかなか読書に時間が取れない。
ここ数年は、ほとんど小説を読まない生活を送っていた。
読書をするにしても、どうせ読むなら役に立つものをと、実用書など、物語性が皆無な本ばかり選んでいた。
しかし、最近になって小説を読む楽しさを思い出した。
読む時間が取れないと思っていたが、なんてことはない、布団に入ってから眠りにつくまでの時間を読書に充てればよかったのだ。
それは布団の中で本を読むわけではない。
布団に入るのは眠くなってからなので、眠くなるまで机で小説を読むのだ。
眠くなるまで布団に入らない理由は↓の記事で詳しく述べている。

なぜ夜に読むのか

朝はエネルギーがあるので仕事で浪費される前に生産的な事をしたい。
例えばその日の予定を立てたり、このブログの記事を作ったり。
夜は逆に疲れていて、考えたり作ったり、つまりアウトプットが捗らない。
となればインプットだ。
どんなに疲れていても、文字を目で追うことくらいはできよう。
何かを生み出そうなんて大それたことは考えず、ただただ吸収するだけの時間を過ごせばいい。
裏を返せば、朝の澄み切った頭を使ってインプットをするのはもったいないと思っている。
結局、1日の中で読書の時間を設けようと思ったら、夜が最適なのではないだろうか。
だが、一言で「夜」と言っても、夜は長い。
夕食やシャワーなど、他にやることもあるだろう。
では、夜のどのタイミングが良いかというと、寝る前、つまり1日の最後がオススメだ。

なぜ眠くなるまで読むのか

詳しくは冒頭で紹介した記事でまとめたが、眠くなる前に布団に入ったところで、眠りにつくまでの時間を上手く使えない。
もちろん眠たくて仕方がなく、布団に入ってすぐに眠れるのなら、本なんて読まずにさっさと寝た方が良い。
というか、そんな状態で本を読むなんてとてもできないだろう。
裏を返せば、読書は眠気の度合いを測るのにちょうどいいのだ。
文字を目で追って読めている間はまだ寝るには早い。
文字を読んでいたつもりがぼんやりして、文章を読み進められなくなったら、もう寝ていい頃合いだ。
「なんとなく眠たい」という感覚的なものではなく「本の読み進められなくなる」という現実的な判断基準を設けられるのである。

なぜ小説を読むのか

さて、ではどうして本の中でも小説に絞っているのか。
前述の理論なら、文字を目で追う行為に意味を見出しているので、別に小説でなくても良さそうなものだ。
しかし、フィクションであり現実に何の影響も与えてくれない小説だからこそ、寝る前に読むのに最適なのだ。
例えば「どうせ読むならためになるものを」と考えてビジネス書や実用書を読んだとしよう。
内容を理解しよう、取り入れようと、気張って読んでしまうのだ。
これでは読書のリラックス効果は得られず、睡眠導入に適しているとは言い難い。
また、ノンフィクションだと興奮する要素がある場合が多い。
何しろ実体験が書かれているので、ついつい感情移入したり、先の展開を想像して感情的になったりしてしまうのだ。
そうして脳が興奮状態になると、やはり睡眠を妨げることになる。
フィクションとして客観的に、穏やかに、良くも悪くも冷めた目で、頭を使わず読める小説が、睡眠導入には適していると私は考えている。

終わりに

実際に、ここ1ヶ月ほど、寝る前の読書が習慣化しつつある。
読んだ小説の感想は「今週読んだ小説」カテゴリでまとめているが、一体今までどうして読書の時間を作れていなかったのか、不思議に感じるほどだ。
1日の終わりから寝るまでの間にこれほど自由に使える時間があったとは。
試しに寝るまでの時間を、小説を読む時間に当ててみてはいかがだろうか。
個人的には、まだ1ヶ月ほどとはいえ、かなり満足のいく結果を得られている。

 

今週のお題「眠れないときにすること」