最近は気づいたら寝ている。
耳元のスピーカーから聞こえるラジオに耳を傾けていると、いつの間にか寝ているのだ。
布団に入って横になり、寝る準備は万端。
なのに眠れない……
そんな日は珍しくない。
珍しくなかったのだが、ラジオを聴きながら寝るようにしたら、そんな日はなくなった。
考え事をしてしまう
寝たいのに眠れないのが具体的にどういう状況かというと、ざっとこんな感じだ。
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その日の嫌な出来事が頭の中に繰り返される
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考え事をしていたら頭が興奮状態になる
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眠れないことを不安に感じて「眠らないと」と焦る
などなど……
共通しているのは、何かを考えてしまっている点。
何も考えず、目を閉じて横になっていれば、いつの間にか眠っているものだ。
しかし、何も考えないということが難しい。
ましてや、寝る姿勢というのは横になって体を動かさず、目を閉じて視覚情報が遮断された状態なのだから、動かせるのは頭くらいだ。
頭を働かせてしまうのも仕方がないと言える。
人間は考える葦である。
考えない人間はただの葦だ。
起きている以上、何事かを考えてしまう。
それが健全だ。
なぜラジオなのか
原因が考え事であるとわかっていれば、解決策は単純だ。
考え事をしない環境を作ればいい。
問題は方法である。
先述の通り、寝るためには体を動かさず、目を閉じる必要がある。
残っているのは頭、それと耳と鼻だ。
だからリラックスできる音楽やアロマなど、耳と鼻からアプローチする快眠法が紹介される。
そんな中、私がオススメするのがラジオだ。
なぜラジオなのか、その理由を説明する。
飽きない
毎日新しい音楽やアロマを用意するのは難しい。
かといって、毎日同じ音楽や香りに包まれていても、やがて飽きてしまう。
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音楽を聴きながら寝ようと思ったのに「この曲の気分じゃない」と曲送りをしていたら眠れなくなった
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アロマディフューザーを買ったが準備や手入れが面倒で使わなくなった
というような経験はないだろうか。
必ず眠くなれる音楽や香りがあるのなら、それを使えばいい。
そうでないのなら、下手なことはせずにラジオを聴いた方が良い。
テレビと同じように、毎日新しい放送をしている。
パーソナリティーやコーナーが同じでも、内容が毎回違うのだから飽きることはない。
リアルタイム放送でなくても、radikoアプリなら無料で過去1週間まで遡って番組を聴ける。
聴ける番組は限られるが、ラジオクラウドという、過去の放送を端末にダウンロードして聴けるアプリもある。
ただ、後述の理由でradikoの方をオススメする。
退屈な時間がある
ラジオクラウドだとカットされているが、ラジオにはCMや楽曲が挟まれる。
テレビを見ていたらCMの間に眠ってしまったことはないだろうか。
退屈な時間は眠くなるものだ。
それを利用する。
ラジオから流れる興味のないCMや楽曲を聴いていると、自然に眠くなる。
というか、気づいたら寝ている。
先のテレビの例にしたって「CMの間に寝よう」とは思っていないはずだ。
なのに寝てしまう。
完成されたパッケージである音楽に対して、そういう退屈な時間を、自動的に生み出してくれるのがラジオだ。
まとめ
私はいつも、録音したラジオをiPhoneの純正ミュージックアプリで流して眠りにつく。
タイマーを30分に設定しているので、流れっぱなしになることもない。
普段は再生速度をいじれるアプリで聴いているが、寝るときはあえて等倍。
普段より喋りがゆっくりに感じられるので、より眠気を誘ってくれる。
ラジオはテレビよりも番組数が圧倒的に多いので、入眠に最適なラジオを探してみてはどうだろうか。