「結局何もできなかった……」
「時間を無駄にした……」
そんな虚無感や焦燥感、罪悪感を抱えながら日曜日の夜を迎えていませんか?
平日に使える仕事以外の自由時間を薄めて1日に引き伸ばしただけのような休日しか過ごせない自分に腹を立てていませんか?
もっと有意義な休日の過ごし方があるはずだ!
と奮起したいところですが、それは幻想だと私は気付きました。
変えるべきは休日の過ごし方ではなく平日の過ごし方です。
平日の朝に作業をすると捗ります。
次の用事(出勤時間)がそのままタイムリミットになるので、それまでに仕上げようとするからです。
休日だとそれがありません。
土曜日の朝目覚めると、そこには何もしなくていい48時間があるのです。
作業をしようにも時間的余裕があるため、どうもだらだらと進めがちです。
だから……
生産的な作業は平日の朝に詰め込む
「時間がない!」と感じながら家を出るまでの間にタスクを進めてみましょう。出勤したときにはすでに一仕事終えたような充実感が得られています。
また、同じ平日でも夜はオススメしません。
「睡眠時間を削る」という悪手に至る可能性が高いからです。
私が平日の夜に勧めたいのは「自己啓発本」を読むことです。
ビジネスでも時間管理でも健康法でもなんでも構いません。
自分の悩みを解決してくれたり、目標に導いてくれそうな内容の本を読むといいです。
そうすれば「やりたいこと」や「やるべきこと」が見えてきます。
それを翌朝、実行すればいいのです。
読書なら期限がないので、睡眠時間を削ることには繋がらないでしょう。
さて、問題の休日です。
平日の朝を生産的時間にするとして、休日の時間は何に使えばいいのでしょうか。
文字を見れば一目瞭然。
休日は休む日
休日は生産的なことはしない。
一週間分の録画番組をまとめて消化したり、何の啓発も与えてくれないフィクション小説を読んだりする。
それでも日曜日の夜に時間を無駄にしたと感じるのなら、それは休日の過ごし方に問題があるわけではありません。
平日の頑張りが足りなかったのです。
休みが必要なほど疲れていない、平日に全力を注げていなかったということです。
休日をガソリンの補給と考えてみてください。
平日の5日間で使い切ったガソリンを補給するために2日用意されています。
しかし、そもそも5日間でガソリンを使いきれず残していたら、ガソリンの補給に2日もかかりません。
使い切るか補給するか、どっちつかずのまま終える休日が、あの嫌な日曜日の夜を作り上げるのです。
ただし、ルーチンとなっているような定型作業は休日がオススメです。
何も考えなくても手順がはっきりとしている作業です。
掃除や片付けなど。
平日の朝という貴重な時間をそんな単純作業に使うのは少々もったいないです。
ながら作業でもいいのでだらだらとやってしまいましょう。
「週休二日」というシステムに動かされるな、利用するんだ!