スマホやタブレットのスタンドで「これだ!」と思えるものに出会えていなかったのだが、良い感じのスタンドを発見した。
しっかりと支えられる重さを確保しつつ、畳むと薄くてコンパクトになる。
iPad miniを縦向きに立てられて、持ち歩きやすいスタンドを探していたのだ。
そんなサンワサプライのスタンドをご紹介
無段階の角度調整
同じスタンドなら、自由に角度が調整できた方が嬉しい。
しかし無段階だと可動部の丈夫さが懸念される。
クリック式だとカチカチと固定されている感覚があって安心感があるのだが、無段階だと自由に動く分、耐久性に不安を感じてしまう。
しかしこのスタンドには、今のところそのような不安は感じない。
力を加えるとスムーズに動くが、ある程度の重さも感じられ、iPad miniを立てかけた程度では動じない。
角度によっては倒れる
無段階と言いつつ、実は構造上の制限がある。
角度とタブレットのサイズによっては、重心を意識しないと不安定になったり、そもそも立てられなかったりする。
これはギリギリまで急な角度でiPad miniを立てた状態だ。
これ以上急にすると倒れるし、立てれたとしてもふとした拍子に後ろに倒れそうだ。
今度は横向きでできるだけ浅い角度にしてみた。
もう少し奥まで倒すことができればApple Pencilで筆記するときに使いやすくなるのだが……
縦置きで浅くすると、iPad miniの重さだけで後ろに倒れてしまう。
コンパクトなiPad miniでこれなのだから、より大きなタブレットになるともっと制限されるだろう。
畳んだ時の薄さ
しかしこの構造は悪いことばかりではない。
このスタンドのデザインは必要最小限になっていて、その真価は畳んだ際に発揮される。
支える部分が土台部分から切り抜かれるようになっているため、畳むと1枚のプレートのようになるのだ。
土台のツメと可動部に厚みがあるものの、サイズとしてはモバイルバッテリーとほとんど変わらない。
AnkerのMagSafeモバイルバッテリーと並べてみた。
スタンドの薄い部分に重ねるようにしてカバンなどに入れると、より省スペースになる。
背面の接点が少ない
もうひとつ、このスタンドのメリットは、裏側に手を通せることだ。
背面にベタっともたれるようになっているスタンドはこれができない。
このように裏に手を回せるので、スマホの操作がしやすいのだ。
これについては、過去にそのメリットを解説している。
それに、引っ掛けるようにすればタブレットを立てたまま持ち上げることができるので、スタンドごと動かしたいときに重宝する。
片手ですぐ畳める
多くのスマホスタンドは、畳もうと思うと持ち上げてスタンドを動かす。
しかしこのスタンドは、上から押し込むだけで畳めるのだ。
こうして何も立てていない状態で上から押してやると、そのままストンと畳まれる。
ちょっとしたことだが楽だ。
持ち上げずに片手で畳める。
立てていたタブレットをカバンに入れて、そのままストンと畳んでスタンドもスムーズにカバンに入れられるわけだ。
薄くて携帯しやすく、畳みやすさでその手間も少ない。
終わりに
一応iPad miniにSmart Folioを装着しているので、カバーを裏返して畳めばスタンドになるのだが、これは意外と面倒なのだ。
わざわざカバーを畳まないといけないし、横向きにしか立てられない。
そんな弱点をカバーするためのスタンドだ。
常にデスクの上でiPad miniを立てておきつつ、iPad miniを持ち出すときもスリムなので一緒に持ち歩ける。
良い相棒だ。