スマホやタブレットを立てたままキープできるスマホスタンド、使っているでしょうか。
動画を見るときや、キーボード入力をする際は必須になるアイテムであり、私ももちろん使っています。
しかし、使用頻度は高くありませんでした。
それは単純に私の生活においてスマホスタンドを使う機会が少ないだけだと思っていたのですが、どうやら違ったようです。
使っているスマホスタンドが便利じゃなかっただけだったのです。
正確には、今まで使っていたスマホスタンドが不便だと気付いていなかっただけだったのです。
角度が自由に調整できるスタンドから固定式のスタンドに変えた途端に使用頻度激増。
角度が自由に調整できる方が便利だと勝手に思い込んでいたのでした。
今回は、角度固定式スタンドの魅力を語ります。
開く一手間
今まで使っていたスマホスタンドがこちら。
程よく重量があるため大きめのタブレットを置いても安定感があり、脚を畳めばコンパクトに持ち歩きやすいです。
足の開き具合を無段階に調節できるため、角度は自由自在。
しかし、自由故に脚を開くという手間が発生しています。
普通に使っていれば気にならないようなこの一手間ですが、実はなかなか無視できない動作なのです。
例えば、先ほどメリットに持ち歩きやすいという点を挙げました。
鞄に入れて持ち出して、帰宅後に家で使おうとしたらどうでしょうか。
鞄から出す
↓
脚を開く
↓
机に置く
という3ステップの動作を要します。
場合によってはスマホやタブレットを置いた後に、角度が気に入らなくて調整し直すこともあるでしょう。
もしも折り畳めず、角度調節もできないスタンドならどうでしょうか。
鞄から出す
↓
机に置く
2ステップですね。
おまけに角度が気に入らなかったところで、調整などできません。
確実にこの2ステップで終わります。
固定式の魅力
上記を踏まえて、角度調整ができないスタンドの魅力をまとめます。
角度が気にならない
下手に角度調節ができるスタンドを使っていると、角度が気になります。
動画を見ながらチマチマ調節したり、キーボードで入力作業をしているのに「角度が悪いな」と変なことに気を取られたり。
しかし固定式ならそんな雑念とはおさらばです。
なぜなら考えても仕方ないから。
角度が良かろうと悪かろうと、どうしようもないのです。
すぐに使える
置きたいところにスタンドを置いて、スマホやタブレットを載せるだけ。
スタンドを開くという動作がなくなるだけでここまでスムーズになるものかと、小さなことですが感動さえ覚えます。
今まで脚を開くタイプのスタンドしか使ってこなかった方には是非一度体験して欲しい感覚です。
置き場所を選ばない
スタンドは基本的に面で支えるタイプと、線で支えるタイプの2タイプに分かれます。
面で支えるのはこのようなスタンド
一方で線で支えるのは先ほどのスタンドみたいに、開いたところを横からみると逆V字になっているものです。
2本の線で支えてますよね。
この逆V字が場合によっては厄介で。
例えばこういう場所に置きたい場合。
線で支えるので、向きによっては脚が抜けて置けませんよね。
面で支えるタイプなら大丈夫です。
丈夫
可動しないということは、弱点が少ないということです。
もしもスマホスタンドが壊れるとしたら、どこが真っ先に壊れそうですか?
おそらく、可動部が折れたり外れるような場面を想像したことでしょう。
裏を返せば、角度調節ができないスタンドには壊れやすそうな部分がないということです。
裏に手を回せる
普段スマホを使うとき、どのように操作していますか。
おそらく、片手で持って、親指で画面をタップするのではないでしょうか。
では、スタンドに置いたときはどのように操作していますか。
画面を突くように、人差し指でタップしている人が多いのではないでしょうか。
動画鑑賞時であれば、画面をタップする頻度も少ないので構いませんが、頻繁に画面をタップする必要があるとき、人差し指で突くようにタップすると、妙に疲れます。
しかし、土台が大きくて背もたれがない固定式スタンドなら大丈夫。
背もたれがないので裏に手を回せるのです。
つまり、普段と同じように手を添えて親指で操作ができるということ。
スマホの重さを手で支えることなく、普段通りに操作できると言えば、それがどれほど便利か伝わると思います。
安い
角度調節ができるものは固定式よりも構造が複雑になりますし、安定感を出すために重みを持たせる必要もあるため、値段が高いです。
もちろん、固定式と比較した場合の話で、高いと言っても100円台で買えるのですが。
それでも、固定式の方が安いのは事実です。
安く買えるのはそれだけデメリットでしょう。
オススメスタンド
私が使い始めたスタンドはこちら。
正面に「logi」の文字。
キーボードでお馴染みのLogicoolの製品になります。
実はこのスタンド、単体では売っておらず、キーボードに付属していたものです。
このキーボードに付属してました。
このスタンドの特徴はデバイスを立てかける背面部分が短いことです。
スマホスタンドで画像検索をしてみると、どれも軒並み背もたれが平面のものばかり。
大型タブレットも支えるためでしょう。
しかし、私が持っているデバイスはスマホとiPad miniだけ。
以前は12.9インチのiPad proを持っていたので、先に紹介したAnker製スタンドのように大きな背もたれでどっしりと受け止められるスタンドが必要でしたが、iPad Proを手放した今となってはそこまでがっしりとしたスタンドでなくても目的は十分に果たせます。
むしろこのLogicoolのスタンドで12.9インチタブレットを安定して立たせるのは厳しかったので、iPad Proを手放したおかげで、この固定スタンドを使うきっかけができたわけです。
iPad mini程度なら、縦置きでもしっかりと支えられます。
ぶっちゃけると、キーボードよりもこのスタンドの方がお世話になってます。
このスタンドを単体で売ってくれれば嬉しいのですが、残念ながら、キーボードを買わないと手に入りません。
ただ、不要と思っている人が多いのか、フリマアプリなどでちらほら出品されることがあります。
まとめ
というわけで、固定式スタンドの魅力をお伝えしました。
このスタンドを使い始めてから、心からスマホスタンドは便利だなと思えるようになりました。
今までは、スタンドを開く一手間が面倒で、家の机でも結局手で支えてスマホやタブレットを使っていたのです。
もしもスマホスタンドを持ってはいるけど、あまり使っていないのなら、一度固定式のスタンドを使ってみて欲しいです。
角度調整が便利だというのは思い込みかもしれませんよ。