冬は厄介なことが多い。
乾燥もそのひとつだ。
冷たい水で洗い物をしたり、寒くてついついシャワーの温度を上げてしまったりで、手が荒れたり乾燥したり。
ただ肌がカサカサするだけならいいのだが、痒みや痛みが生じると厄介である。
なので対策しておかなくてはならない。
手・足首・太もも
具体的にどの部位が乾燥しやすいか。
個人的には足首、手の甲、太ももの順で乾燥およびそれによる実害が生じやすい。
必要以上に保湿するのは、肌が本来持っている乾燥耐性を弱めてしまうのでオススメしないが、この3部位に関しては、放っておくと後述する実害が生じてしまう。
あまり肌を甘やかすのは好きではないが、SOSを発する前に助け舟は出さなくてはならない。
では、SOSが何かというと、痒みだ。
少しでも痒みの予兆が感じられたら、本格的になる前に対処しないと、長期間悩まされることになる。
実害が出る前に使う
単に肌が乾燥しているだけなら構わないのだ。
「乾燥してるなぁ」と思いつつも、放っておけばいい。
しかし痒くなったら厄介だ。
さらにそこを掻きむしることで、さらに痒みが増していく。
昼間なら意志の強さで我慢できなくもないが、夜の寝ている時は話が別だ。
無意識のうちにかいてしまっているのである。
布団に入ってもムズムズして寝付けないし、眠っても痒さで眠りが浅くなったりで、睡眠の質が低下してしまうのだ。
たかが乾燥のせいで毎日の貴重な回復タイムである睡眠を阻害されるなんて御免である。
だからこそ、そうなる前からケアが必要だ。
少しでも肌が乾燥していると感じたら、悪化して実害が出る前に、しっかりと対策しておかないと後悔する。
こまめな保湿(特に手)
足首と太ももは、毎日寝る前と起きてからの2回、クリームなりローションなりを塗っておけば大丈夫だ。
しかし手は別である。
外出から帰ってくるたび、トイレに行くたび、何かしら手を洗う機会は多く、その度にせっかく手に塗ったクリーム等が落とされてしまう。
そして、濡れた手が乾く過程で、元々あった水分も持っていかれて乾燥が加速する。
なので、できるだけ手を洗うたびにクリームやローションを塗るように心がけたい。
外出時にいちいち持ち歩くのは邪魔くさいので仕方ないが、家にいるときくらいはこまめに対策しておきたいものだ。
終わりに
手の乾燥対策というと、ハンドクリームを思い浮かべるが、私は薬用ローションを使っている。
クリームと違ってベタつかないし、薬用なので安心感もある。
顔に使うことを想定した化粧水なので、肌への刺激が少ないのも敏感肌には嬉しい。
「とてもしっとり」という言葉が心強い。
大体、毎年冬になると化粧水なり保湿クリームをひとつ使い切る。
というか、乾燥が激しい冬しか使わないので、使い切らないと持て余して古くなってしまうのだ。
なので、1シーズンと割り切って、贅沢にたっぷりと塗っている。
年に一度薬用ローションを買う。
それだけで痒みによる実害を回避できるのなら安いものである。