会社を辞めて自宅での仕事になったから、PiTaPaマイスタイルを解約した。
平日の毎日の通勤がなくなるのだから、そんなに電車で移動することはないだろうと考えての判断だった。
けれど、毎日の通勤がなくなっただけで、電車での移動が必要な場面はたまに出てくる。
そんな時、PiTaPaマイスタイルを契約していた頃は気軽に電車に乗ることができた。
どうせ通勤だけでマイスタイルの上限になってしまうし、そもそもその費用は会社が負担してくれるのだから、プライベートでも使ってやろうという魂胆である。
というか、プライベートでも使いやすいように、自己負担で少し余分に払って、勤務先ではない駅(図書館の最寄駅)を登録駅にしていた。
けれど会社を辞めれば地下鉄での移動の大部分を占めていた通勤がなくなるわけで、PiTaPaマイスタイルの上限に到達するほどの移動はない。
一時期の節約のためにやたら歩いていた時期に戻るわけだ。
それが厄介だったのである。(余裕ではなかった!)
つまり、電車を使った移動にお金がかかるようになったから、歩くようになってしまったのである。
確かに徒歩移動ならお金は浮くけれど、距離によってはその浮いたお金に見合わないほど時間がかかってしまう。
それでも「散歩のついでだし」とか「歩きながらの考え事も捗るし」とか理由をつけて歩いてしまうのである。
歩いている時間だけでなく、歩いたことによる疲れも後々に響く。
結果、実際に移動に使った時間以上に時間を無駄にする(有意義に時間を過ごせない)ことになってしまうのだ。
だからPiTaPaマイスタイルを改めて契約することにした。
「マイスタイルを契約してるし」と気軽に電車移動することができる。
その回数が少なかったとしても、PiTaPaマイスタイルは「上限が決まっていてそれ以上の額にならない」というサービスなので、少なかったらそれはそれでその分だけの請求になるだけである。
だからPiTaPaマイスタイルを契約しておいて損をすることはないのだ。
そりゃあ、マイスタイルを契約しているからという理由で歩いてもいいような距離を電車で移動してしまうことはあるかもしれないけれど。
まあ、電車でもいいし歩いてもいいという自由に選べる状態になったから良いだろう。
脅迫的に「歩かないと」という状態が我ながら不自由だし危ないし損をしているというのが今の考えである。