「マインドフル・イーティング」という言葉をご存知だろうか。
私は知らなかった。
「食事 集中」とか「食事 瞑想」とかで調べて見つけたものだったと思う。
とにかく、食事に集中することの効果や方法について調べていたのである。
「マインドフル・イーティング」と言っているけれど、要はながら食事はやめて、食事だけに集中しましょう、ということだ。
実際、私もYouTubeを見ながらダラダラ食べてしまうことに悩んでいた時期もある。
対策として箸を置いて口の中の食べ物がなくなるまで箸を持たないこと、食べながら本を読むことなんかで対策してきた。
つまり、動画を見る代わりに何か別のものを見ようとしていたのだ。
そもそもその考えが違うのでは、と。
食事は手と口しか使わないから、目や耳を使うものと同時に行おう、という考えのことである。
それで食事に集中できておらず、疎かになっているのでは。
と思って辿り着いた「マインドフル・イーティング」、実際に試してみた。
食事に集中してゆっくり食べるために食事にかかった時間を測ることにする。
食べるのは200mlほどの味噌汁。
なんと1時間近くかかった。
最初だったからやる気があったのかも知れない。
翌日は40分ほどになった。

やってみて感じるのは、食事に集中することの難しさである。
今まで集中していなかったからだろうか。
子供の頃から食事はテレビを見ながらが普通だったし。
けれどこれが本来なのかも知れない。
「マインドフル・イーティング」のメリットにもあるように、時間をかけて集中して食べれば、少量でも満腹感を得られた。
いつもなら1合のご飯をサクッと食べてしまえるのに、集中して食べていると半分ほどの時点でお腹がいっぱいに感じられた。
だから後半はさらに時間がかかって1時間近くになったわけである。
これを続けられれば、確かに何かに集中する能力が上がりそうだ。
集中力を鍛えるトレーニングになるかも知れない。
実際「トレーニング」という感じなのだ。
最初は新しいことだから意識して取り組めたけれど、食事とはいえ集中し続けるのは難しい。
ついつい他のことを考えてしまったり、今までの習慣から動画を見たくなったりする。
この誘惑を断ち切るトレーニング、集中力を鍛えるトレーニングだと思って、今後も取り組むべきだろうか。
いや、取り組んだ方が良いのだろうな、と思う。