自宅のデスク周りを色々と整えたわけだけれど——
そのデスクで作業していると、色々と考えてしまうのだ。
「もっと良い作業環境にできるのでは?」と。
その結果ペーパースタンドの存在をしれたりしたので、別に悪いことではないのだけれど。
問題は、もっと良い作業環境に明確なゴールがないところである。
どれだけ環境をより良いものにしたところで、さらにより良いものが浮かんでしまうし、毎日のように色々な新製品が登場して宣伝されて目に入ってくる現代である。
理想の高まりと欲求が増えるのを止めるのが難しい。
例えば今は大画面ディスプレイが目の前にあるけれど、一時期はノートPCでしか作業しないと決めていたりもした。
より良いディスプレイを欲しくなってしまうループにハマると恐れたからだ。
それがディスプレイに留まらないわけである。
色々考えて購入したデスクだけれど、他にも良いデスクがあるかもしれない。
実際にあるかどうかは別にして「あるかもしれない」と考えてしまう時点で余計な思考とも言える。
少なくとも調べたくなってしまうからだ。
そうして良さげなものを見つけようものなら、買い替えたくなってしまうからだ。
このループを防ぐには、自分でどうにもできない環境で作業するしかないという結論になる。
だから外で作業することが多いのだ。
例えデスクや椅子の高さがあっていなくても「そういうもの」として受け入れられる。
というか、受け入れるより他にない。
自宅の椅子の座り心地は気になるけれど、外出先で少し腰掛けた椅子の座り心地は気にしないだろう。
よほど良いか悪いかしたら別だけれど。
「デスク環境を整える」ということを作業に付随する効率化要素ではなく、作業効率化オタクとしてそれ自体を楽しむ、趣味にするというのなら話は変わるかもしれない。
色々と買っているガジェット系YouTuberもいるし。
ただし、それ相応のお金がかかる。
YouTuberなら収益でそのお金をリターンできるのかもしれない。
私のような細々とブログをやっている程度の一般人が同じことをやるとお金が溶けるように消えていくだろう。
だから我慢するか、考えないようにするか、家で作業しないか、何かしらの対応をしなければいけなくなる。
となると、外で作業するのが最も妨害要素が少ないだろうか。
喫茶店などだとお金はかかるけれど、数万円、数十万円するものを買うかどうか悩んだり、実際に買ってしまうのに比べれば、結果的に安くつくだろうし。